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更新日:2019.07.18 / 掲載日:2019.07.18

ホンダ、ハイト系軽乗用車「N-WGN」をフルモデルチェンジ

この記事の目次

本田技研工業は、軽乗用車「N-WGN」をフルモデルチェンジし、8月9日から発売する。6年ぶりにフルモデルチェンジした2代目となる新型は、「New Simple!」をキーワードに、暮らしに馴染むデザイン、みんなに優しい使い勝手、誰でもどこでも楽しく乗れる安心感を備えたシンプルなクルマを目指して開発し、様々な体格のドライバーが最適なドライビングポジションを取れる運転席、シーンに合わせてアレンジができる便利な荷室、機能を強化した安全運転支援システム「ホンダ センシング」などを採用している。

デザイン

エクステリアは、標準系が丸目のヘッドライト(LEDはグレード別設定)、ふっくらとしたやわらかなサイドビュー、どっしり地面を踏みしめるように表現した台形のリヤビューなど、優しさと安心感を兼ね備えたスタイルで、カスタム系は標準系のデザインをベースにしながら、スクエア形状のヘッドライト(9灯式フルLED)やパーツの形状や配列にこだわったグリルのフロントマスク、カラードテールゲートスポイラー、随所にクロームメッキ加飾など、力強いたたずまいの上質なスタイルとなっている。

インテリアは、それぞれの座席で快適に過ごせる、心地よさが感じられる空間で、メーターは四角と丸を組み合わせたシンプルでわかりやすいデザインを採用し、フロントピラーは先代と同等以上の強度を確保しつつ6mm細くするとともに、フロント&リヤともワイパーがウインドウにかからない位置に配置して、左折、右折、コーナリング、前後の視認性を高めている。カラーは、標準系はブラウン基調、カスタム系はブラック基調で、カスタム系(「G ホンダ センシング」を除く)は随所にクロームメッキ加飾や光沢感のあるチタンカラーを施して、上質で精悍な空間を演出している。シートは、やわらかく包み込むような立体的な形状で、カスタム系はハリと抑揚のある専用シートを採用している。

【標準系】

LEDヘッドライト

【カスタム系】

前方視界(上)/後方視界(下)

メカニズム

ボディは、2代目N-BOXから採用している軽量&高効率なプラットフォームをベースに、フロアを左右に横切るクロスメンバーを専用設計し、フロアまわりを高剛性化して振動を低減させて静粛性を高めるとともに、ハイテン鋼材を骨格全体の64%に使用することで、軽量化も実現している。

パワートレーンは、2代目N-BOXと同じ658cc直3DOHCエンジン(NA、ターボ)を搭載し、NAエンジンは排気が触媒に均一に当たるようにエキゾーストマニホールドの形状をN-BOXから変更している。また、NA、ターボエンジンともに、平成30年排出ガス基準75%低減レベル☆5を取得している。

足回りは、スプリングにダンパーのスムーズな動作を可能にした横力キャンセルスプリングを採用することで、乗り心地を向上させた。ブレーキペダルは、リンク式ペダルで、かかとをずらすことなくペダル操作をできるようにし、ブレーキによる速度のコントロールを快適に行うことができる。

プラットフォーム

658cc直3DOHCエンジン

リンク式ペダル(イメージ)

ユーティリティ

室内は、足運びがしやすいようにフラットにし、低床フロアによって、乗降性と荷物の積載性も向上している。ラゲッジは、フロアボードを使って、上下2段に積み分けられる2段ラックモード(上段の高さは流通量の多いショピングカートのカゴの高さに合わせた730mm)、フロアボードをリヤシートの背面に収納して高さのある荷物も楽に積めるローフロアモード、大きな荷物も積めるリヤシートを倒したビッグラゲッジモードの3つのモードを備え、シーンに合わせて様々な使い方をすることができる。

収納スペースは、小型ボトルなどが置けるセンターロアーボックス、ティッシュボックスなどが置ける助手席インパネトレー、スマホや携帯用ウェットティッシュなどが入るシートバックポケット(アッパー・グレード別設定)、傘など長い荷物を収納できるリヤシートアンダートレー(トレーは取り外してお手入れできる)などを設置している。

2段ラックモード

ローフロアモード

ビッグラゲッジモード

【収納スペース】

センターロアーボックス

助手席インパネトレー

シートバックポケット(アッパー)

先進安全装備

前進時の衝突回避をサポートする「誤発進抑制機能」、前のクルマの発進をお知らせする「先行車発進お知らせ機能」、速度や進入禁止などの標識をメーター内に表示してくれる「標識認識機能」、速度に応じて車間距離を自動で調整する「渋滞追従機能付きACC(アダプティブ クルーズ コントロール)」、対向車や前方車を検知し、ハイ/ロービームを自動で切り替えてくれる「オートハイビーム」など、10種類の機能を備えた安全運転支援システム「ホンダ センシング」を全車標準装備する。クルマや歩行者を検知し、衝突回避および被害軽減をサポートする「衝突軽減ブレーキ(CMBS)」は、軽初の横断自転車や街灯がない夜間の歩行者にも対応している。

さらに、ホンダの軽初の駐車時に後方のクルマや障害物をアラーム音などで知らせてくれる「パーキングセンサーシステム」、信号待ちなどで停止した際に、ドライバーがブレーキペダルから足を離しても自動で停車状態を保持し、アクセルペダルを踏み込むと自動で解除してくれる便利な「オートブレーキホールド機能(自動解除は運転席のシートベルトが着用されている場合のみ作動する)」を採用している。

パーキングセンサーシステム

オートブレーキホールド機能

快適装備

様々な体格のドライバーが最適なドライビングポジションを取れるように、ホンダの軽初の「テレスコピック&チルトステアリング」を全車標準装備し、グレード別設定として、充電用USBジャック(急速充電対応タイプ2個付き)、シート表皮に付着したダニ、スギ花粉、ウイルスを不活性化させる「アレルクリーンプラスシート」、紫外線(UV)を約99%、赤外線(IR)を約70~80%カット(ホンダ調べ)することができる「360°スーパーUV IRカット パッケージ」などを用意する。

  • テレスコピック&チルトステアリング

  • 充電用USBジャック(急速充電対応タイプ2個付き)

  • アレルクリーンプラスシート

  • 360°スーパーUV IRカット パッケージ

ボディカラー

標準系には全9色、2トーンカラーを全4色(「L ホンダ センシング」「L ターボ ホンダ センシング」が選択可能)、カスタム系には全7色、2トーンカラーを全4色(「L ホンダ センシング」「L ターボ ホンダ センシング」が選択可能)設定する。

【標準系】

  • プラチナホワイト パール ※1

  • ルナシルバー メタリック

  • クリスタルブラック パール

  • ミラノレッド

  • ピーチブロッサム パール ※1

  • プレミアムアガットブラウン パール ※1

  • プレミアムアイボリー パール2 ※1

  • ガーデングリーン メタリック

  • ホライズンシーブルー パール

  • ピーチブロッサム パール&ホワイト(2トーンカラー)※3

  • プレミアムアガットブラウン パール&ホワイト(2トーンカラー)※3

  • ガーデングリーン メタリック&ホワイト(2トーンカラー)※2

  • ホライズンシーブルー パール&ホワイト(2トーンカラー)※2

【カスタム系】

  • プラチナホワイト パール ※1

  • シャイニンググレー メタリック

  • クリスタルブラック パール

  • ミラノレッド

  • プレミアムアガットブラウン パール ※1

  • ミッドナイトブルービーム メタリック ※1

  • プレミアムベルベットパープル パール ※1

  • プラチナホワイト パール&ブラック(2トーンカラー)※3

  • ミラノレッド&ブラック(2トーンカラー)※2

  • ミッドナイトブルービーム メタリック&シルバー(2トーンカラー)※3

  • プレミアムベルベットパープル パール&シルバー(2トーンカラー)※3

※はメーカーオプション、価格は※1が3万2400円、※2が5万9400円、※3が8万1000円。

ホイール

  • 14インチスチールホイール+フルホイールキャップ(標準系)

  • 14インチスチールホイール+2トーンカラー専用フルホイールキャップ(標準系)

  • 14インチアルミホイール(ブラック塗装+切削・カスタム系「G ホンダ センシング」「L ホンダ センシング」)

  • 15インチアルミホイール(ブラック塗装+切削・カスタム系「L ターボ ホンダ センシング」)

インテリアカラー

【助手席インパネガーニッシュ&トレー】

  • マックスアイボリー&ビターウォールナット(標準系「G ホンダ センシング」)

  • マックスアイボリー&ライトヘーゼル(標準系「L ホンダ センシング」「L ターボ ホンダ センシング」)

  • ブラック(カスタム系「G ホンダ センシング」)

  • 偏光メタリック塗装&ブラック(カスタム系「L ホンダ センシング」「L ターボ ホンダ センシング」)

【シート】

  • アイボリー(ジャージーシート・標準系)

  • ブラック(トリコットシート・カスタム系「G ホンダ センシング」)

  • ブラック×チタン(トリコットシート・カスタム系「L ホンダ センシング」)

  • ブラック×チタン(プライムスムース&トリコットコンビシート・カスタム系「L ターボ ホンダ センシング」)

助手席回転シート(福祉車両)

大きく開くドア(69°)、助手席回転(63°)、クッション先端部の形状を滑らかにした座面などで、乗り降りしやすく、さらにドアとシート先端の間隔を345mm確保して、ゆとりある足元スペースを実現している。

主要諸元・ラインナップ・車両本体価格

【主要諸元】

L ホンダ センシング
●全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1675<全高は1695mm>●ホイールベース(mm):2520●車両重量(kg):850<910>●駆動方式:FF/4WD●パワートレーン:658cc直3DOHCエンジン(58PS/6.6kg・m)●トランスミッション:CVT●WLTCモード燃費 (km/L):23.2<21.2>●燃料タンク容量(L):27<25>[レギュラー]●最小回転半径(m):4.5<4.7>

カスタム L ターボ ホンダ センシング
●全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1705<全高は1725mm>●ホイールベース(mm):2520●車両重量(kg):870<930>●駆動方式:FF/4WD●パワートレーン:658cc直3DOHCターボエンジン(64PS/10.6kg・m)●トランスミッション:CVT●WLTCモード燃費 (km/L):21.2<20.0>●燃料タンク容量(L):27<25>[レギュラー]●最小回転半径(m):4.7

※<>の数値は4WD車。

【ラインナップ・車両本体価格】

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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