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更新日:2021.05.19 / 掲載日:2021.05.19
ステランティス 台湾・フォックスコンと合弁会社「Mobile Drive」を設立

ステランティスは5月18日、台湾の電子機器メーカー・フォックスコンと、その子会社であるFIHとともに、合弁会社「Mobile Drive(モバイルドライブ)」を設立することを発表した。モバイルドライブは今後、高度な家電製品、HMIインターフェース、サービスによって実現される革新的な車内ユーザーエクスペリエンスの開発に携わる。
インフォテインメント、テレマティクス、クラウドサービスのプラットフォーム開発に注力
今回の合弁会社設立により、ステランティスが持つグローバルな車両設計およびエンジニアリングの専門知識と、世界的な電子機器メーカーであるフォックスコンのスマートフォンや家電製品のソフトウェアおよびハードウェアの領域におけるグローバルな開発力を融合。インフォテインメント、テレマティクス、クラウドサービスのプラットフォーム開発に注力し、人工知能ベースのアプリケーション、5G通信、OTA(Over The Air)によるサービス、eコマースの機会、スマートコックピットの統合環境などのソフトウェアイノベーションに注力する。
カルロス・タバレス ステランティスCEOは「革新を促すコネクティビティとサービスの迅速な開発を可能にするモバイルドライブで、自動車業界をリードする」とコメント。
また、劉揚偉(リュー・ヤンウェイ)フォックスコンCEOは「デザイナー、ソフトウェアおよびハードウェアエンジニアのチームと共に、ユーザーの期待を上回るものを提供していく」と語った。
そして、FIHのCEOであるCalvin Chihは「モバイルドライブは、フォックスコンのモバイルエコシステムにおけるユーザーエクスペリエンスやソフトウェア開発に関する豊富な知識を活用して、ドライバーのモバイル中心のライフスタイルに自動車をシームレスに統合する、革新的なスマートコックピットソリューションを提供する」とその方向性についてコメントした。