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更新日:2021.05.20 / 掲載日:2021.05.20
スバル 新型ヘリコプター「SUBARU BELL 412EPX」を納入開始

SUBARU BELL 412EPX(イメージ)
スバルは5月20日、同社が開発する新型ヘリコプター「SUBARU BELL 412EPX」を警察庁へ納入したと発表した。
同機は2019年6月に開催されたパリ国際航空ショー内で受注を発表していたもので、今回の納入が初となる。
本機は、同社宇都宮製作所にて操縦および整備の訓練等を行った後、岩手県警察へ配備される予定。
米国ベル・テキストロン社と共同開発
「SUBARU BELL 412EPX」は、スバルが米国ベル・テキストロン社と共同開発を行った412シリーズの最新型機。
民間機市場で高い評価を得ていた実用性と信頼性をさらに磨き上げ、過酷な運航条件の下でも高い信頼性を獲得。耐久性にも優れ、警察・消防・防災用途を中心に世界各国での展開を見込んでいる。
また、陸上自衛隊では新多用途ヘリコプター「UH-2」 を開発する際の共通プラットフォームとして、SUBARU BELL 412EPXを採用している。
同機の特長はドライラン機能(トランスミッション内の潤滑油が抜けた状態でも飛行可能な機能)の搭載に加え、最大全備重量(機内搭載時)を1万2200 lbs.(5534kg)に増加。さらに機外吊り下げ時の全備重量は1万3000 lbs.(5897kg)で、一度により多くの物資を輸送でき運航効率をより向上させることが可能となった。
スバルは今後、SUBARU BELL 412EPXの製造・販売に加え、部品供給や定期整備等のアフターサポート面で携わっていく。