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更新日:2021.06.14 / 掲載日:2021.06.14

レクサス 新型SUV「NX」を世界初公開!レクサス初のPHEVモデルを設定し今秋発売予定

LEXUS NX(プロトタイプ)

LEXUS NX(プロトタイプ)

 レクサスは6月12日、新型「NX」を世界初公開した。日本での発売は2021年秋頃に予定されている。

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新型NX レクサス初のPHEVを導入、HEVとともに電動車の普及を加速

LEXUS NX(プロトタイプ)リア

LEXUS NX(プロトタイプ)リア

 NXは2014年の発売以来、今年4月末時点で世界累計約100万台を販売したレクサスのグローバルコアモデル。レクサスが発表した電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づいき、今回レクサス初のPHEVがNXに設定された。また、走りの”F SPORT”も専用装備を多数揃えラインナップされる。

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新型NX 主な特長

LEXUS NX(プロトタイプ)走行イメージ

LEXUS NX(プロトタイプ)走行イメージ

1.多彩なパワートレーン6種を採用
 レクサス初のPHEVをはじめ、大容量バッテリーを搭載したHEV、新開発2.4L直列4気筒ターボエンジン、2.5L直列4気筒自然吸気エンジンなど、いずれも高い熱効率エンジンを採用。PHEV、2.4LターボモデルはAWD、HEVと2.5L自然吸気エンジンはAWDまたはFFのドライブトレーンを設定。

2.レクサスらしい走り
 ドライバーの意図に忠実に応える「Lexus Driving Signature」を深化。また、新開発電子制御フルタイムAWDを2.4Lターボモデルに採用し、AWDの持つ高い接地感と手ごたえのある操縦性を独自の技術で両立。

3.“シンプリシティ”を追求した、次世代レクサスのデザイン
 プラットフォームの変更によりダイナミックさを増した骨格に、大きな面単位の艶やかな造形を表現したエクステリア。ドライバーがクルマと直感的につながり、より運転操作に集中できるコックピット思想「Tazuna Concept」を初めて取り入れたインテリアをもつ。

4.人間中心の考え方に基づいた、最新の予防安全技術と先進技術
 ドライバーの感性に寄り添い、人とクルマの協調を目指した最新の「Lexus Safety System +」スマートフォンを介してロック/アンロック、エンジンスタートなどの車両操作ができるデジタルキー。スマートフォンにより車外からの遠隔操作を可能とし、不慣れな場所や狭い場所での駐車を支援する、レクサス初のリモート駐車機能付き「Lexus Teammate Advanced Park」を搭載している。


 レクサスのチーフエンジニア、加藤 武明氏は新型NXの開発にあたりこう述べた。「新型NXの開発は、LEXUSの新たな挑戦の連続でした。コンピューターモデルを駆使してデジタル開発を実施、走りに関してはプロのレーシングドライバーによる走り込みを行い、走りの味を継承・深化させた」。「移動の制約など困難な環境下で企画、開発、生技、製造が国境を越えてオンラインでつながり、LEXUS初、世界3拠点での生産を実現する」

新型NX レクサス初のPHEV

充電モード(プロトタイプ)

充電モード(プロトタイプ)

 高熱効率な2.5L直4エンジン、大容量・高出力リチウムイオンバッテリー、フロント・リヤモーターを搭載。リチウムイオンバッテリーは高い総電力量18.1kWhを備え、クラストップレベルのEV走行可能距離と十分なパワーを両立。走行モードはスイッチ操作で4つ(EVモード/AUTO EV・HVモード/HVモード/セルフチャージモード)から任意で選択が可能。HVモードでは、エンジンとモーターの併用により高い加速性能を実現。また、AUTO EV/HVモード選択時には、ナビの目的地を設定することで、LEXUS初の先読みEV/HVモード切りかえ制御がはたらき、駆動用電池の残量や経路、交通情報といったデータをもとに、高速道路などにおいては自動的にHVモードに切りかえ、エネルギー効率の良い走りを実現する。

新型NX リニアな操舵感と駆動力のバランスをSUVでも実現

 新型NXでは、車両の基本性能を大幅に向上させ、LEXUS独自の乗り味であるドライバーの意図に忠実でリニアな応答を継承。あらゆる走行シーンで減速、操舵、加速がシームレスに繋がる気持ち良さと接地感、力感、安心感のある走りを実現し、「Lexus Driving Signature」をさらに深化させた。

<6種のパワートレーン>
レクサス初のPHEVをはじめ、以下の多彩なパワートレーンの中から選ぶことができる。
・2.5L PHEV E-Four(「A25A-FXS」エンジン+THS IIPlug-in+リヤモーター)
・2.5L HEV E-Four(「A25A-FXS」エンジン+THS II+リヤモーター)
・2.5L HEV FF(「A25A-FXS」エンジン+THS II)
・2.4L-T AWD(「T24A-FTS」エンジン+Direct Shift-8AT+電子制御フルタイムAWD)
・2.5L AWD(「A25A-FKS」エンジン+Direct Shift-8AT+電子制御スタンバイAWD)
・2.5L FF(「A25A-FKS」エンジン+Direct Shift-8AT)

<高剛性・軽量ボディ>
 駆動力をしっかりと受け止めるために、サスペンションメンバーなどに補強ブレースや補強パネルを追加。独自の生産技術による軽量化にも取り組み、重心高低減を図り、操縦安定性の向上に寄与した。

<ステアリング、ブレーキ>
 ステアリングには、LEXUS初のバリアブルラックギアを採用(PHEVを除く)。高速域の安定性を保ちつつ、コーナリングでのクイックなレスポンスを両立し、低速域での取り回しの良さにも寄与する。ブレーキは、人間工学に基づいて新形状のブレーキペダルパッドを開発し、踏み変え/踏み込み操作のしやすさを追求した。

<空力性能>
 ドア意匠面からガラス面までの段差を最小化したフラッシュベルトモールを採用し、風流れを整流することで、操縦安定性を向上。床下においては、エンジンアンダーカバーにディンプル形状を設け、微小渦を床下に発生させることで接地感を高めるとともに、高速域の走行安定性に寄与する。

<静粛性>
 車室内に侵入するノイズを低減するために車両各部の吸音材、遮音材の最適配置に加えて、ボディの気密性を飛躍的に向上(従来音圧レベル比約15%低減)。さらに、高速域での静粛性にこだわり、LEXUS初採用となるオープニングウェザーストリップとフロントドアガラスラン形状を新開発し、ドアのシール性を向上。フロントドアガラスには、高遮音タイプを採用した。

新型NX 次世代レクサスを切り開くデザイン

 フロントビューにおいては、グリルのメッキ枠を廃止し、塊の存在感を強調することで、シンプルな構成と軽量化を実現。サイドはシャープなキャラクターラインと大きな曲面の相反する要素を融合し、それらを互いに際立たせたソリッドな質感を追求。シンプルでありながら、見応えある次世代LEXUSの新たなデザイン表現した。
 また、リア中央に配置されたブランドマークは、従来のL字ロゴから新たなLEXUSロゴに刷新され、次世代LEXUSの幕開けを象徴している。エクステリアカラーは全9色の多様なカラーラインナップが提供される。

新型NX すべての乗員に寄り添うインテリアデザイン

  • LEXUS NX インテリアカラー ブラック&リッチクリーム(プロトタイプ)

    LEXUS NX インテリアカラー ブラック&リッチクリーム(プロトタイプ)

  • ドライブモードスイッチ(プロトタイプ)

    ドライブモードスイッチ(プロトタイプ)

 人が馬を操る際に使う「手綱」に着想を得た「Tazuna Concept」。それに基づき、ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを高度に連携させ、運転に集中しながら各種機能の制御が可能な空間を実現している。
 また、インテリアカラーは運転に集中できる配色構成を目指し、ブラックとリッチクリームのコントラスト配色に高彩度オレンジのアクセントステッチを効かせた「ブラック&リッチクリーム」など、多様なカラーラインナップを提供。

LEXUS NX インテリアカラー ブラック&リッチクリーム(プロトタイプ)

LEXUS NX インテリアカラー ブラック&リッチクリーム(プロトタイプ)

新型NX F SPORT

 今回のNXにも設定されたF SPORT。エクステリアは、20インチ専用アルミホイール、バンパーロアのスポイラー、存在感のあるフロントサイドガーニッシュなどを設定。インテリアは、新開発の専用ステアリングホイールに加え、フロントシート、アルミペダル、シフトレバーなどを専用設定し、走りのイメージを強化した。また、最新AVSを標準装備し、操縦安定性・乗り心地を高次元で両立している。

新型NX 先進性と利便性を高めたマルチメディアシステム

14インチタッチワイドディスプレイ(プロトタイプ)

14インチタッチワイドディスプレイ(プロトタイプ)

 大型化/高解像度化した14インチワイドタッチディスプレイを採用。個人設定を車両に登録することができる「マイセッティング機能」では、従来の車両設定(ドライビングポジション、イルミネーションなど)に加え、ナビやオーディオなどのマルチメディアの設定にも対応。スマートキーだけでなく、スマートフォンでもユーザーの特定が可能になる。また、マルチメディア設定はデータセンターに格納され、別の車両でも利用することができる。
 サウンドシステムは、大容量のサブウーファーボックスを含む10個のスピーカーで構成し、豊かでキレのある低域再生に。“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステムを搭載、ハイレゾ音源の再生にも対応している。

新型NX 最新の先進安全技術

 新型NXでは、進化したLexus Safety System +を採用。各機能の性能向上や一般道での支援を行う新機能を追加。スマートフォンにより、リモートで駐車できる機能が新たに搭載された。その他にも、スマートフォンによるクルマの操作を可能とするデジタルキーを採用し利便性を向上している。

【機能の拡充と性能向上を図った最新のLexus Safety System +】
 プリクラッシュセーフティ、レーダークルーズコントロール、発進遅れ告知機能など、数々の先進機能を搭載。それらはOTA( Over The Air / 無線通信)により、販売店へ入庫することなくソフトウェアアップデートを可能となっている。

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グーネットマガジン編集部

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