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更新日:2021.09.01 / 掲載日:2021.09.01
新型「ローザ」発表 三菱ふそう小型マイクロバス 「バスコネクト」搭載、各種法規に対応

新型「ローザ」※撮影用特別仕様車
三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下MFTBC)は8月31日、小型マイクロバス「ローザ」の新型モデルを発表した。新型ローザは、全国の三菱ふそう販売会社及び三菱ふそう地域販売部門にて8月より順次販売を開始する。東京地区販売価格は785万8千円(消費税込み)。
「バスコネクト」搭載で業務効率化、各種機能採用で法規にも対応
「ローザ」の新型モデルは、車両の運行状態をバスの運行管理者向けにリアルタイムで管理・通知するテレマティクスデバイス「バスコネクト(Busconnect)」を新たに搭載。「バスコネクト」は、車両の位置情報や軌跡状況の把握、車両の管理、安全運転情報や遠隔診断、ジオフェンシング機能によって、車両のトラブルを検知するテレマティクス機能。バス運行時にトラブルが発生した際のスピード対応や、業務効率の改善、危険運転の予防などをサポートする。
新型「ローザ」は各種法規にも対応し、J-OBD II(車載式故障診断装置システム)、ならびに加速走行騒音規制に適合。また、明るい時間帯でも車両の被視認性を高める「デイタイムランニングライト」や、夕暮れ時のヘッドランプの点灯忘れを回避できるオートライトを採用している。くわえて、助手席に座る人がシートベルトを締めていない場合にもインジケーターにて警報することで注意を促す「助手席シートベルトリマインダー」の採用や、補助席のシートベルト装着義務化にも対応したほか、燃料漏れ防止基準に対応した燃料タンクを搭載する。また車体カラーには、オーシャンブルー、ハニーイエローの2色が新たに追加された。
新型「ローザ」に新規搭載「バスコネクト(BusConnect)」

・バスコネクト(BusConnect) バスコネクトは、稼働中の車両情報をインターネット経由でリアルタイムにチェックできるテレマティクス機能。バスが発信する情報は、モバイル回線を経由してクラウド上のFUSOデータベースに蓄積。PCやスマートフォンで専用ページにアクセスすれば、車両の現在地や運行状況を把握することができる。車両トラブル時のスピード対応や、業務効率の改善、危険運転の予防など、ビジネスシーンで幅広く活用が期待できる。
※別途サービスへの申し込みが必要
バスコネクト、 BusConnect は三菱ふそうトラック・バスの登録商標です。
新型「ローザ」車両スペック及び東京地区販売価格
車型 | エンジン | トランスミッション | 主な仕様 | 車両スペック及び 東京地区販売価格 (消費税含む:税率 10%) 価格(千円) |
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2RG-BE740G | 4P10+(T6) 129KW (175PS) | 6速 Duonic 2.0 | 29 人乗り プロライン ロングボデー | 7,858 |
三菱ふそう「ローザ(ROSA)」
三菱ふそう「ローザ(ROSA)」は、学校の生徒や旅館の宿泊客の送迎に最適なマイクロバス。活躍の場は学校や商業施設に留まらず、コミュニティバスとしても活用される。快適で安全な移動時間の提供および低燃費・低コストを実現。
「ローザ(ROSA)」は、環境技術であるBlueTecテクノロジーを搭載し、低排出ガス車認定を取得。また、「DUONIC」と呼ばれるトランスミッションシステムが組み合わされることにより、優れた燃費性能を実現している。ボディは、幼児車、車いすの乗降に便利なチェアデッキ、路線仕様車など、用途に応じて様々なバリエーションが用意される。