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更新日:2021.11.16 / 掲載日:2021.11.16
米国トヨタ RAV4に新グレード「SEハイブリッド」を導入
米国トヨタは現地時間の11月12日、発売25周年を迎えた「RAV4」の2022年モデルに、新グレード「SEハイブリッド」を導入すると発表した。今回は新グレード設定とともに、全グレードでエクステリアとインテリアの大幅な改良を行う。2022年モデルのRAV4は、2021年12月に米国で販売開始予定で、価格などの詳細は今後発表予定。
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全グレードでアップデート「RAV4」2022年モデル
2022年モデルのRAV4は、新グレード「SEハイブリッド」をはじめ、全グレードでエクステリアとインテリアの一部を変更するなど、全体がアップデートされた。「SE ハイブリッド」は、スポーティな性能とスタイルを求めるユーザーに向けて、モノトーンペイント、ファブリックトリムシート、7インチタッチスクリーン(6スピーカー付)などを採用しながら、XSEよりも低価格に設定されるという。
RAV4は、来月より北米での販売が開始される。RAV4 XSEには、新色のキャバリーブルーとブラックルーフを採用。このキャバリーブルーは、新グレード「SEハイブリッド」や従来の「TRDオフロード」にも採用される。
ホイールにもアップデートが施された。「LEハイブリッド」「XLE」「XLEハイブリッド」は、「アドベンチャー」と同様にホイールの色を変更。グレードによって新デザインが採用されている。
XLE以上のグレードでは、ヘッドランプをスタイルと機能性の両面で改良が施され、新しいLEDフォグランプが導入される。また、XSEハイブリッドには、超高輝度の縦型ライトが採用された。
また、複数のグレードでインテリアのアップデートが行われた。ロック付きグローブボックス、LEDインテリアランプを全グレードに追加。XLE以上では、イルミネーション付きのインテリアスイッチを採用している。
アメリカとRAV4:始まりは1990年代のSUV人気
1990年代初頭、アメリカにおいてSUVは「車高が高い」「荷室が広い」「四輪駆動が可能」などの特徴から、多くのユーザーから人気を博していた。しかし初代RAV4が発売された当時の小型SUVは、大型SUVと同様にボディ・オン・フレーム構造、ソリッドアクスル式リアサスペンションを採用していたため、小型SUVは一般的に乗り心地の良くないものだった。
いっぽう、日本市場では1994年に発売した「RAV4」が、販売計画を大きく上回る成功を収めた。初代RAV4は、乗用車と共通のボディ構造、4輪独立懸架、標準装備の前輪駆動とフルタイム四輪駆動、高い車高、居住性と荷物の積載性を考慮したデザインで、コンパクトSUVセグメントに新たな風をもたらした。
その結果、アメリカでもアクティブなライフスタイルを持つ若い世代を中心に、SUV市場の中でRAV4を求める声が高まった。RAV4の名称は、もともと「Recreational Activity Vehicle:4-Wheel Drive(4輪駆動のレクリエーショナル・アクティビティ・ビークル)」の略で、前輪駆動と全輪駆動の選択が可能なモデルだった。
初代RAV4には5ドアと3ドアのモデルが存在したが、アメリカでは4ドアモデルが主流で、2000年の2代目RAV4では唯一のボディスタイルとして復活を遂げた。
最新のRAV4は、初代RAV4よりもはるかに大きくパワフルになっただけでなく、燃費も向上した。そして25年前には存在しなかったアメニティ、安全技術、マルチメディア、コネクティビティなどを備え、より快適に進化を続けている。
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