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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.02.17

BMWが2022年のブランド戦略を発表。新型車も続々投入予定

文●大音安弘 写真●ユニット・コンパス

 BMWジャパンは、2022年2月16日、オンラインにて今年初となる記者発表会「BMWグループビジネス・ストラテジー」を開催した。同イベントでは、新型EV「i4」と新型電動スクーター「BMW CE04」の2台の発表と日本初披露も行われた。

2021年は新モデルを積極的に投入しグループ全体で約6万台を販売

 発表会に登壇した日本法人 ビー・エム・ダブリュー株式会社のクリスチャン・ヴィードマン代表取締役社長は、冒頭で2021年のBMW全体の日本販売を振り返った。それによると、グループ全体では、5万9982台の新車を販売。その内訳は、BMW4輪車が3万5905台、MINIが1万8211台、BMWモトラッド(2輪車)が5,866台となる。今なお世界中で猛威を振るう新型コロナウィルス感染症や半導体の供給不足の影響を回避することは出来なかったが、この状況下でもよく戦ったとポジティブな評価を下した。その理由は、厳しい環境にありながら、モトラッドが過去最高台数を記録したことに加え、プレミアムセグメントカーの販売平均が前年を下回る中、BMW車が前年越えを記録したことにある。

 2021年の戦略で最も効果的だったのが、積極的な新車攻勢だ。BMW車が16車種、MINIが3車種、モトラッドが14車種を投入している。代表的な新型車を挙げると、ミッドサイズクーペの「4シリーズ」のフルモデルチェンジ、ミッドサイズSUVX3とそのクーペ版となるSUV「X4」のマイナーチェンジ。標準車の新型車展開に合わせ、そのMハイパフォーマンスモデルである「X3 M」、「X4 M」、「M3」セダン、「M4」クーペを投入。さらに電動サブブランド「BMW i」では、X3ベースの「iX3」と新たなフラグシップSUV「iX」も昨年より導入を開始している。

ビー・エム・ダブリュー株式会社のクリスチャン・ヴィードマン代表取締役社長

 新車には、人気モデルをベースとした限定車も含まれ、こちらも積極的に展開。その象徴といえるのが、日本の名匠たちとコラボ―レーション「匠プロジェクト」で誕生したSUV「X7西陣エディション」で、限定3台が1680万円で販売された。MINIについては、ブランドの中核的存在であるハッチバック及びコンバーチブルシリーズがマイナーチェンジを迎えた。MINIブランドの人気は安定しており、輸入車の車種別販売台数では、2021年も一位に。その結果、2016年より6年連続の一位を記録しており、プレミアムコンパクトカーブランドとしての存在感も示した。

 日本独自の取り組みとしては、2020年より本格的に取り組み始めた車両販売を行うオンラインストアが好調で、限定車の中には、1日で売り切れてしまうものも……。現在のオンラインの商談予約の申し込み数は、2020年比較の3倍以上まで成長しているという。今後も顧客のニーズを読み取った改善を加えることで、積極的に展開していきたいとしている。

2022年は電動サブブランド「BMW i」を強化。第1弾として新型BEV「i4」を発表

新型i4

 最も注目されるのは、やはり2022年の日本で投入される新車たちだろう。最も力を入れるのが、電動サブブランド「BMW i」の商品力の強化だ。その第一弾が、同日発表の新型4ドアクーペEV「i4」だ。上半期には、「iX」のバリエーションを拡大し、Mモデルを追加する予定だ。またラグジュアリーモデルも用意する。このようにEVラインアップを充実させることで、EV分野のリーダーの地位を確保していきたいという。

BMWブランドは8シリーズや2シリーズの新型を展開。Mモデルは50周年記念限定車を用意

 BMWの既存のラインアップでは、ラグジュアリーセグメントに属するモデルの新車を積極的に投入していく。既存モデルの改良版では、上半期にフラグシップクーペの「8シリーズ」の新型を。下半期には、更なるエキサイティングなモデルを用意しているというから要注目だ。もちろん、多くの人が愛用するコンパクト、ミドルクラスの新車も用意。その中に、本国で発表済の2シリーズクーペと2シリーズアクティブツアラーが含まれることを明言した。このうち、2シリーズクーペについては、2月中の発売というからも、もう間もなくの登場となる。

 Mモデルシリーズは、昨年まで8年連続で成長を続けているBMWの稼ぎ頭のひとつ。2022年の今年は、Mモデルが誕生50周年を迎えるため、今年販売される全てのMモデルが50周年ロゴを装着するほか、日本専用の限定車も検討中で、多くのMモデルの導入が計画されているというから楽しみだ。

日本上陸20周年を迎えたMINIには大規模なイベントを企画中

 MINIについては、今年で日本上陸20周年を迎えるため、大きなイベントを計画しているというが、具体的な新たな商品展開については明かされず、昨年同様のモデルラインでの販売が中心となると思われる。但し、20周年を記念した何かしらのサプライズは期待したいところだ。

 2022年の戦略面では、電動車の積極的な投入と販売店での急速充電設備の拡大が大きな取り組みのひとつとなるが、同時に誕生50周年を迎えるMモデルシリーズと日本上陸20周年を迎えるMINIの2大ブランドが、BMWのPR戦略としても大きな効果を発揮しそうだ。しかしながら、例年ほど具体的な商品計画の予定が発表されなかったが、それもコロナ過に置ける商品供給の影響を払しょくできないためだろう。現時点では、オブラートに包まれた部分が多いのも確かだが、それだけ新車登場の楽しみが増えたと前向きに捉えたいと思う。

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大音安弘(おおと やすひろ)

ライタープロフィール

大音安弘(おおと やすひろ)

1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者に転身。現在はフリーランスの自動車ライターとして、自動車雑誌やWEBを中心に執筆を行う。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者に転身。現在はフリーランスの自動車ライターとして、自動車雑誌やWEBを中心に執筆を行う。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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