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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.03.02
BMW×ドコモ 日本初5G/コンシューマeSIM対応サービス開始

ビー・エム・ダブリュー(以下、BMW)とNTTドコモ(以下、ドコモ)は3月1日より、BMWの電気自動車「BMW iX」および「BMW i4」に対し、日本初(2022年3月1日現在、ドコモ調べ)となる5GおよびコンシューマeSIMに対応したコネクテッドカーサービスの提供を開始すると発表した。
BMWの車両に5GモジュールとコンシューマeSIMを搭載 車内の通信環境がより快適に

ドイツ本社のBMWグループ、BMWとドコモの3社は2018年12月より、5GモジュールとコンシューマeSIM(※1)を搭載し、モバイル通信を利用可能にする仕組みを共同開発。「BMW iX」「BMW i4」の2車種が、コネクテッドカーとして初めてドコモのワンナンバーサービス(※2)に対応した。これにより、スマートフォンとBMW車両をBluetoothで接続することなく、現在利用中の電話番号や料金プランを車両でそのまま使用可能に。車内での音声通話やインターネット通信など、利用環境の快適性が高められた。
iXおよびi4には、従来からBMWコネクテッド・ドライブ(※3)各種サービス提供のためeSIMが搭載されていたが、今回はそれに加えて、同サービスで利用するコンシューマeSIMと5Gモジュールを搭載し、5Gに対応。車両に搭載されている、最新のモバイル技術であるDSDA(Dual-SIM-Dual-Active)で2つのeSIMを同時にアクティブにすることにより、BMWコネクテッド・ドライブの通信に加え、利用者自身の音声通話やデータ通信も車両を経由して利用可能となった。また、コンシューマeSIMを活用した5G対応の車内向けWi-Fiのセットアップも可能となり、スマートフォンやタブレット端末などを最大10台まで接続し、5Gの高速データ通信も利用できる。
※1:GSMAの「Remote SIM Provisioning」の仕様に準拠した遠隔でのプロファイルの書き込みが可能な、主にコンシューマ機器に搭載されるSIM。
※2:1つの電話番号をスマートフォンとアクセサリ端末で共有し、アクセサリ端末での音声通話やデータ通信を月額550円(税込)で利用できるオプションサービス。
※3:車両と外の世界をインテリジェントに結び付けるすべてのデジタル・サービス。テレマティックス・サービスに加え、ドライビング・アシスト・システム、モバイル・デバイスの接続、エンターテイメントの提供、トラフィック・サービスも含まれる。
レンタカーやカーシェアでも利用可能 IDとアカウントを連携して設定

同サービスは、ドコモのワンナンバーサービスの契約とともに、BMWが提供するMy BMWアプリやBMWポータルサイトにBMW IDでログイン後、表示されたドコモのサイトにdアカウントでログインし、IDとアカウントを連携させることで使用可能。この連携を設定することで、個人で購入した車両だけでなく、レンタカーやカーシェアなどを使用する際も同サービスの利用が可能となった。また、今後発売される他のBMWモデルも、同サービスに対応する予定としている。
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