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更新日:2022.06.07 / 掲載日:2022.06.07
新車購入後に後悔?「欲しくなった機能あり」5割強 KINTO調査

クルマのサブスクリプションサービスを展開するKINTO(愛知県名古屋市)は、10年以内に新車を購入した計550人を対象に、新車の機能・スペックに関する後悔調査を実施し、その調査結果を6月7日に公表した。同アンケートは、2022年5月9日〜5月10日の期間にインターネット上で行われたもの。
新車納車後の後悔 約半数が「追加で機能・装備が欲しくなった」と回答


10年以内に新車を購入した人に、新車が納車された後に何らかの後悔を感じたか質問したところ、約半数が「強く感じたことがある(12.0%)」、「感じたことがある(36.5%)」と回答した。
どのような後悔を感じたのかを尋ねると、「追加で機能・装備が欲しくなった(55.4%)」と回答した人が最も多く、2位の「購入後すぐに新型が発売された(17.6%)」と約3倍もの差をつけた。購入後に、実装した機能や装備に物足りなさを感じる人が多い結果となった。
約4割が新車を利用する中で後悔を感じる結果に


新車を利用する中で、「購入時にこうしておけば良かった」という後悔が出てきたことがあるかと質問したところ、「あまりない(41.6%)」がトップに。続いて、「ややある(33.1%)」「全くない(14.9%)」という結果となった。
次に、Q4で「非常にある」「ややある」と回答した人に、現在どのような後悔を感じているか聞いたところ、新車購入後と同じく「追加で機能・装備が欲しくなった(46.8%)」が最も多く、2位の「新型が発売されて欲しくなった(22.5%)」と2倍以上の差をつけた。これ以降は、「燃費が悪かった(15.3%)」「他の車種が欲しくなった(14.4%)」という回答が続いた。
追加で欲しくなった機能 37.6%が「安全装備」と回答


Q2かQ5で「追加で機能・装備が欲しくなった」と回答した人に、追加でどのようなジャンルの装備を欲しいと感じたか質問したところ、「安全装備(37.6%)」が、2位の「快適性(空調、電動シートなど)、ナビ・オーディオ⦅35.9%⦆」と僅差でトップに。続いて、「利便装備(照明、コンセント、電動ドアなど)⦅34.8%⦆」が3位という結果となった。
次に、Q2かQ5で「追加で機能・装備が欲しくなった」と回答した人に、Q8の画像に記載されている装備の中で追加で欲しいと思った装備はあるかと質問したところ、「カーナビやドライブレコーダーなどの電子機器(40.9%)」と回答したのが最も多く、2位の「運転アシスト機能(27.6%)」と比べて13.3ポイント差をつけた。続いて、「コンセントの設置(18.8%)」「ドアのハンズフリー開閉機能(18.2%)」という結果となった。
約7割が新車買い替えに対して「購入コストの高さ」がハードルに


新車への買い替えに対してハードルを感じるかと質問したところ、「やや感じる(37.1%)」がトップに。続いて、「あまり感じない(31.8%)」「非常に感じる(19.0%)」という結果となった。
次に、Q9で「非常に感じる」「やや感じる」と回答した人に、どのようなハードルを感じているか質問したところ、「購入コストが高い(68.8%)」が2位の「現在の車に満足している(25.6%)」と大幅に差をつけてトップに。続いて、「買い替えの手続きが面倒(19.8%)」「欲しい車がない(18.2%)」という結果となった。
約6割が新車への「乗り換え」ではなく愛車を「進化」させ長く乗り続けたいと回答


年数が経つごとに毎回新車へ「乗り換える」のではなく、今持っている愛車のソフトウェア・ハードウェアの機能を最新の状態に「進化」させ、長く乗り続けたいかと質問したところ、「ややそう思う(40.5%)」と回答したのが最も多く、続いて「非常にそう思う(17.5%)」「ややそう思う(40.5%)」という結果となった。
次に、Q11で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人に、なぜそう思ったか質問したところ、4割以上が「金銭面のコストを抑えられそうだから(45.0%)」と回答し、新車購入に比べて金銭面の負担が少ないことが挙げられた。そのほか、「愛車を長く大切に使う方がサステナブルだと思うから(37.8%)」や「愛車に対して思い入れがあるから(36.2%)」といった、愛車を大切に思う気持ちや、愛車を大切にすることで社会にも貢献したいという意見も見られた。
新車の機能・スペックに関する後悔調査 概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年5月9日〜5月10日
有効回答:10年以内に新車を購入した経験のある全国550人
公式サイトURL:https://corp.kinto-jp.com