車の最新技術
更新日:2019.06.21 / 掲載日:2016.05.27
スカイアクティブテクノロジーとは
goo-net編集チーム
近年、スカイアクティブテクノロジーについてよく耳にしますが、
これはどのようなものなのでしょうか?
ここではスカイアクティブテクノロジーの意味や役割、効果について見ていきましょう。
スカイアクティブテクノロジーとは
スカイアクティブテクノロジーとは、マツダが考案・開発した自動車設計技術の総称のことです。
エンジンやトランスミッションなど車の土台となる技術を全てゼロから見直し、
環境や安全に配慮し走る歓びを感じられる車へと作り直すという、
壮大な目標と技術革新によって生み出されたのがスカイアクティブテクノロジーです。
スカイアクティブテクノロジーの役割と機能とは
スカイアクティブでは自動車単体や、部品の軽量化が行われています。
さらに、一般の車に搭載されているレシプロエンジンの高圧縮比化と、
アイドリングストップシステムによって車の停車中にエンジンを停止させる機能が搭載されています。
また、ドライバーによる運転事故を未然に防止するために、
アクティブセーフティー技術など高度な技術も搭載され、安全性と快適な走行を両立させています。
近年では、従来のガソリンエンジンだけではなく、
クリーンなディーゼルエンジンの開発が進められたSKYACTIV-Dが販売されています。
SKYACTIV-Dは、ガソリンエンジンと比べても高圧縮比である従来のディーゼルエンジンの常識を覆し、
低圧縮を可能とし、燃焼ミスによる有害物質の発生を抑えています。
スカイアクティブが搭載されることによる効果やメリットは?
スカイアクティブテクノロジーが搭載された車は、環境に配慮した設計がされており、
車のボディフレームや部品の軽量化によって、燃費を抑えられるというメリットがあります。
また、レシプロエンジンの高圧縮比は一般的に10%程と言われていますが、
それを15%まで高めることによって燃焼率を改善することができ、
排気ガスの排出量を抑えるので、環境に良い効果があります。
そして、マツダでは使用済み部品の回収・リサイクルに取り組んでおり、
使用済み自動車から取り外されたバンパーなどを、新車用の資材として利用する努力をしています。
このことから、スカイアクティブテクノロジーは燃費や環境を考えつつ、
安全に運転する技術とリサイクルによって、無駄な量産消費を抑える効果が期待できるのです。
スカイアクティブとは、このような様々な効果やメリットが加わった新時代の技術です。
マツダの車種を選ぶ際は、
ぜひスカイアクティブテクノロジーが搭載されている車に注目してみてください。