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更新日:2019.01.19 / 掲載日:2018.10.23

ダイハツ「スマートアシスト」の特徴とは?衝突回避機能や搭載車種をまとめて紹介

軽自動車を検討しているときに耳にすることが多い「スマートアシスト」。どのような性能なのか気になっている人も多いのではないでしょうか。スマートアシストは、ダイハツが開発した衝突回避支援システムのことです。2012年12月に発表され、軽自動車に搭載されるシステムとしては初ということでで注目を集めました。

危険回避や事故防止に繋がる嬉しい機能がついており、より走行の安全性を高めてくれるところがポイントです。現在は「スマートアシスト3」が発表されており、多くの軽自動車に搭載されています。そこで今回は、スマートアシストの特徴やバージョンによる違い、スマートアシスト3が搭載されている自動車をまとめてご紹介します。

「スマートアシスト」の基本的な機能

スマートアシストはダイハツが開発した衝突回避支援システムです。軽自動車では初となるシステムで2012年12月にマイナーチェンジをした「MOVE」に搭載されたのが始まりです。現在は「スマートアシスト3」まで登場しており、少しずつ進化をしています。まずは、「スマートアシスト」の基本的な6つの機能をご紹介します。

「衝突警報」と「衝突回避支援ブレーキ」

スマートアシストの代表的な機能といえば「衝突警報」と「衝突回避支援ブレーキ」です。走行中にセンサーが衝突の危険性を察知した場合、メーター内の警告灯とブザー音でドライバーに危険を知らせます。
また、衝突の危険がある場合には自動ブレーキが作動し、衝突回避や被害軽減に一役買います。スマートアシスト2までは対自動車のみ対応でしたが、スマートアシスト3からは対人にも対応となりました。

「誤発進抑制制御機能」と「車線逸脱警報機能」

「誤発進抑制制御機能」は、アクセルの踏み間違えによって発進することを防ぐ機能です。10km/h以下のときに障害物を認識したら、ブザーとメーター内の警告灯でドライバーに知らせます。スマートアシストでは前方のみ対応でしたが、スマートアシスト2、3では前方後方ともに対応しています。
また、「車線逸脱警報機能」はスマートアシスト2より搭載された機能です。約60km/h以上で走行中にウィンカーを出さないで車線からはみ出したときに、ブザーとメーター内の警告灯知らせてくれます。

「先行車発進お知らせ機能」と「ハイビームアシスト」

信号待ちなどで前方車の発進に気付かなかったときに役立つのが「先行車発進お知らせ機能」です。前方車が3m以上離れても発進しない場合に、ブザーとメーター内の警告灯でお知らせします。
また、「ハイビームアシスト」はスマートアシスト3より新たに搭載された機能です。対向車のヘッドランプの明るさを察知して、自動的にロービームとハイビームの切り替えをしてくれます。

スマートアシストのバージョンの違いとは

2012年に発売されたスマートアシストは、2015年4月に「スマートアシスト2」に、2016年11月に「スマートアシスト3」へとバージョンアップしました。細かな性能の違いはありますが、主にどのような機能が変わったのでしょうか?

「スマートアシスト2」はレーダーだけでなくカメラを搭載

「スマートアシスト」では、車両前方にレーザーレーダーや超音波センサーを用いることで危険を察知していました。
スマートアシスト2では性能の向上を目的として、フロントガラス内部に「単眼カメラ」を搭載。
これにより「衝突警報機能」や「衝突回避支援ブレーキ機能」の性能が向上しています。レーザーからカメラに変わったので、違いが実感しやすくなっています。

「スマートアシスト3」はステレオカメラに進化

スマートアシスト3ではさらにカメラの性能が良くなり「ステレオカメラ」を搭載しています。これにより、「衝突回避支援ブレーキ機能」が30km/hで発動できるようになりました。
また、カメラの性能がアップしたことで「ハイビームアシスト」が搭載されたところも大きな特徴です。

スマートアシスト3を搭載している車種3選

最後に、最新の「スマートアシスト3」が搭載されている車種をご紹介します。スマートアシスト3が搭載されていることで、事故防止や危険回避に繋がります。ぜひ、どのような車種があるのか参考にしてみてください。

カラーバリエーションが豊富「ムーヴ」

ムーヴ

(Xターボ“SA 3の場合)
・駆動方式:2WD・4WD
・トランスミッション:CVT
・走行燃費:27.4 km/L(2WDの場合)
・価格:1,350,000円~

「デザイン性」「安全性」「使い勝手」の3つをバランスよく取り入れた人気の軽自動車。スマートアシスト3が搭載されているのはもちろん、オプションでバックモニターや純正ナビゲーションの搭載も可能。
カラーバリエーションやグレードも豊富で、予算や乗り心地に合わせて選べるところも魅力的です。車内空間や荷室も広々としており、乗り心地がよく毎日使える軽自動車として向いています。

オシャレな内観と外装が魅力「キャスト」

キャスト

(Gターボ“SA 3の場合)
・駆動方式:2WD・4WD
・トランスミッション:CVT
・走行燃費:27.0 km/L(2WDの場合)
・価格:1,517,400円~

デザイン性を重視した1台に出会えるのが「キャスト」です。「スタイル」「アクティバ」「スポーツ」の個性が異なる3タイプから、好みのテイストを選択できます。外観はもちろんのこと、内装も細部までこだわりが感じられます。
また、スマートアシスト3と同時に「サポカーS〈ワイド〉」にも対応。走行時のペダルの踏み間違え事故を防ぐ装置も備えています。より安全に長い間愛用できるマイカーを探している人にもおすすめです。

ファミリーカーにぴったりな1台「タント」

タント

(G “SA 3”の場合)
・駆動方式:2WD・4WD
・トランスミッション:CVT
・走行燃費:28.0 km/L(2WDの場合)
・価格:1,533,600円~

発売以来、累計200万台以上を売り上げている人気の車種。車体が低めで広々と開口する「ミラクルオープンドア」は乗り降りしやすく、ファミリーカーとしてもおすすめです。また、車内には収納が多く、スッキリと片付けられるところも嬉しいポイント。
こちらの車種もスマートアシスト3と同時に「サポカーS〈ワイド〉」にも対応。2016年には国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構による安全性能評価試験において「ASV++」を取得しています。使いやすさと安全性を両立させているところも嬉しいポイントです。

今回は、ダイハツの衝突回避支援システム「スマートアシスト」の特徴やバージョンによる違い、そして最新のスマートアシスト3を搭載している車種をまとめてご紹介しました。スマートアシストが搭載されていることで、より安全性を重視した走行が可能となります。
そのため、事故防止や危険回避にも役に立ちます。安全性を重視した自動車を検討している場合にはぜひ、スマートアシストが搭載されている軽自動車を参考にしてみてください。

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グーネットマガジン編集部

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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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