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更新日:2018.12.24 / 掲載日:2018.11.22

トヨタのコネクテッドカー・T-Connectとは?注目車種・主なサービスを紹介

車内でスマホを使用する様子

インターネットが人と車を結び付ける、そんな時代がとうとうやってきました。トヨタのT-Connect(ティーコネクト)は、これからのモビリティライフをリードする新たな存在として、今業界の内外から注目を集めています。今回は、トヨタのT-Connect(ティーコネクト)に関する情報をまとめました。2018年6月に行われたイベントで発表された、トヨタの初代コネクテッドカーも紹介しています。
【T-Connect】ナビでつながる。初めてと出会う。T-Connect


「T-Connect(ティーコネクト)」、「コネクテッドカー」とは?

「T-Connect(ティーコネクト)」とは、トヨタが展開する通信サポートサービスです。T-Connect(ティーコネクト)では、前身であるG-BOOKのサービスを継続しながら、専用アプリのダウンロードやAIによる案内、有人による対応など、様々な新サービスを追加しました。

T-Connect(ティーコネクト)対応車にはOSが装備されているので、エンジンをかけるとすぐに通信が始まります。T-Connect(ティーコネクト)の利用には「T-Connect(ティーコネクト)ナビ」の他に、モバイル回線を有しているスマホかケータイ、またはタブレットなどの機器が必要です。Wi-fi接続をする通信機器がない場合は「DCM」という専用機器を用意すればサービスを利用できます。

「コネクテッドカー」とは、オンライン上で様々なサービスと結びついた車のことです。トヨタの他にも、ホンダやGoogle、Appleなど、いくつかの企業がコネクテッドカーの開発に取り組んでいます。トヨタの展開するT-Connect(ティーコネクト)搭載車もコネクテッドカーのひとつです。

「T-Connect(ティーコネクト)」の便利な機能とサービス

ここでは、T-Connect(ティーコネクト)の便利な機能とサービスについて、特徴別に紹介しています。

専用オペレーターによる「24時間365日通信サポート」

専用オペレーターによる口頭でのサポートを受けることが可能です。使い方は、車内に搭載しているナビからオペレーターを呼び出してリクエストを伝えるだけ。通信サービスでは各種情報の検索代行や、渋滞を考慮したルート検索と目的地設定など、きめ細やかなサポート体制が整っています。

安全と安心の「セーフティ&セキュリティサポート」

自動車に何か異常を検知した場合、アラームによるお知らせやメール、サービスセンターからの電話連絡を受けることができます。要請があれば位置追跡や警備員の手配も可能です。その他にも、緊急車両の手配や走行アドバイスなど、様々なサービスが用意されています。

初めての道でも心強い「ナビゲーションサービス」

初めての道は誰でも不安が伴うものです。そんな時に役立つのが、T-Connect(ティーコネクト)のナビゲーションサービス。ナビとクラウドの連携によるリアルタイムなナビ情報、最適ルートの検索、到着予想時刻の表示など、あると嬉しいナビサービスが揃っています。

LINE等のスマホアプリを活かした「デバイス連携」

LINEや他アプリを活かした様々なサービスも、T-Connect(ティーコネクト)の便利な機能の一つです。LINEでは、自分の車を友だち登録することで目的地の設定や残りのガソリン量の確認、出発時間のお知らせ、目的地の天候などを知らせてもらえます。
【T-Connect】 接続設定 「iPhone」 編


「T-Connect(ティーコネクト)」の注意すべき点

このように大変便利な機能満載のT-Connect(ティーコネクト)ですが、注意点もいくつかあります。

まず、ティーコネクトをDCM(専用端末)で利用する場合、無料期間を過ぎると年間利用料がかかってしまいます。無料期間と利用料は契約プランによって違うので、購入前に詳細を確認するようにしましょう。スマホやタブレットで利用する場合の利用料は無料ですが、パケット通信料や通話料の負担は必要なので、携帯会社の定額料金プランを利用していない場合は使い過ぎに注意しましょう。

ティーコネクトの利用は基本的にティーコネクトナビが必要ですが、このナビがなかなかの高額。メーカー希望小売価格は、安価な7インチモデルでも145,800円、最も高額な10インチモデルDCMパッケージだと313,000円です。ネット通販の相場では、7インチモデルの価格相場は12万円前後、他のモデルの相場もメーカー希望小売価格より3~5万くらい安価という結果でした。

また、ティーコネクトのナビゲーションサービスは音声入力も可能ですが、時折音声を正しく認識してくれないことがあるようです。ただし音声入力が正しく認識されない問題はティーコネクトに限った話ではないので、IT業界全体の音声認識技術の進歩に期待をしたいところです。

トヨタのコネクテッドカー注目車種!

2018年6月26日、トヨタの新車発表イベント「THE CONNECTED DAY」が行われました。その中で発表されたコネクテッドカーが今回紹介する「新型カローラスポーツ」と「新型クラウン」です。どちらもDCMを全グレードで標準装備しているので、スマホや携帯などの通信機器がなくてもT-Connect(ティーコネクト)の利用ができます。

トヨタ カローラスポーツ

トヨタ カローラスポーツ

・全長:4,375mm
・全幅:1,790mm
・総排気量:1,196~1,797cc
・乗車定員:5名
・価格:210.6万円~

1966年の誕生以来、多くのファンに愛されたロングセラー車カローラから、新型カローラスポーツが登場しました。スポーティでスタイリッシュなデザインと上質な内装が魅力的な一台です。「トヨタ・セーフティ・センス」など先進予防安全技術も充実し、安全で快適なドライビングが楽しめます。

トヨタ カローラスポーツのカタログ情報はコチラ♪

トヨタ クラウン

トヨタ クラウン

・全長:4,910mm
・全幅:1,800mm
・総排気量:1,998cc
・乗車定員:5名
・価格:460.6万円

ラグジュアリーなデザインとインテリアで知られるクラウンが、コネクテッドカーとしてフルモデルチェンジ。スポーティセダンの快適な走りを堪能しながら車との会話が楽しめる、それは新型クラウンならではの醍醐味です。
【CROWN】CONNECTED SERVICE篇


トヨタ クラウンのカタログ情報はコチラ♪

T-Connect(ティーコネクト)は、最先端のインターネット技術を駆使した近未来的サービスであることがわかります。「近い将来はT-Connect(ティーコネクト)をはじめとするコネクテッドサービスが、全ての車に搭載されるだろう」と、識者からも予測されています。

トヨタの代表的な車種クラウンとカローラが、初のコネクテッドカーとして生まれ変わりました。それは「ジャストインタイム・サービス(必要なものを、必要な時に、必要なだけ)」に向けて原点に返った新しいトヨタの第一歩とも考えられるでしょう。

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グーネットマガジン編集部

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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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