新型車比較・ライバル車対決
更新日:2023.07.14 / 掲載日:2023.07.14
BMW 5シリーズ新旧比較!なにが変わった?

BMWのミドルクラスセダン・5シリーズがフルモデルチェンジを果たしました。半世紀にわたる歴史を駆け抜け、新型車は第8世代目。
様々な面で進化を遂げていますが、具体的にどのような点が変わったのでしょうか。今回は新型モデルと先代を比較してみました。
【エクステリア】ボディサイズは一回りアップ LEDヘッドライトの意匠変更でシャープな顔つきに


まずはボディサイズの比較。ガソリンエンジン搭載の523i では以下の通りとなっています。
【先代523i】
全長 4,975mm、全幅 1,870mm、全高 1,480mm
ホイールベース 2,975mm
【新型523i】
全長 5,060mm、全幅 1,900mm、全高 1,515mm
ホイールベース 2,995mm
全長85mm、全幅30mm、全高35mmとそれぞれサイズアップ。ホイールベースも20mmアップしています。特に全長5m超えは強いインパクトを放ちます。


フロントデザインは大幅な変更が加えられており、アイコンのキドニーグリルは先代に比べて縦が長いサイズ。
先代ではグリルと連なるようなL字型のヘッドライトは大胆に変更。先代に比べて角度のついたデザインで、シャープさが強調されています。
ボンネットは中央のエンブレムを挟むようなラインが加わり、立体的なスタイルです。


リアデザインもライトを中心にデザインを一新。新型車はライトを上下に二分するようなクロームストリップを配し、スリムなデザイン。
リバースライトは横から縦に変更されています。
【インテリア】BMWカーブド・ディスプレイ採用でデジタル感が格段にアップ


インテリアでは、BMW車の新たな特徴の一つであるBMWカーブド・ディスプレイの採用が大きな変更点。
これに伴いエアコン周辺のボタン類がセンターディスプレイに集約され、すっきりとしたレイアウトに。
ダッシュボードの形状も水平基調となり、視界の広がりを感じさせます。
また、インパネ中央からドアトリムへと連なるクリスタル面のBMWインタラクション・バーを採用し、アーティスティックな室内空間を演出します。


セレクターレバーも従来の形状から大きく変更してスイッチ式としたことで、センターコンソール周囲をより洗練された印象に仕立てています。

【パワートレイン】電気自動車&48Vマイルドハイブリッドシステム採用 ガソリン&ディーゼル車はパワー微増

パワートレインは、今回の新型車の目玉である電気自動車の導入により、大きくラインナップが変更。先代でラインナップされていたPHEV仕様のBMW 530eが無くなっています。
また、ガソリンエンジン搭載の523i、クリーンディーゼルエンジン搭載の523d xDriveには48Vマイルドハイブリッドシステムが組み合わされ燃費性能を向上。最高出力も5~7PSアップしています。
先代5シリーズ 主なラインナップ
■BMW 523i
直列4気筒ガソリン・エンジン
最高出力 185PS/135kW
最大トルク 290Nm
■BMW 530i
直列4気筒ガソリン・エンジン
最高出力 252PS/185kW
最大トルク 350Nm
■BMW 540i xDrive
直列6気筒ガソリン・エンジン
最高出力 340PS/250kW
最大トルク 450Nm
■BMW 523d xDrive
直列4気筒ディーゼル・エンジン
最高出力 190PS/140kW
最大トルク 400Nm
■BMW 530e
直列4気筒ガソリン・エンジン
システム・トータル最高出力 294PS/215kW
システム・トータル最大トルク 420Nm
充電電力使用時走行距離(プラグイン・レンジ) 54km
新型5シリーズ 主なラインナップ
■BMW 523i(48Vマイルド・ハイブリッド・システム搭載)
直列4気筒ガソリン・エンジン
システム・トータル最高出力 190PS/140kW
システム・トータル最大トルク 310Nm
■BMW 523d xDrive(48Vマイルド・ハイブリッド・システム搭載)
直列4気筒ディーゼル・エンジン
システム・トータル最高出力 197PS/145kW
システム・トータル最大トルク 400Nm
■BMW i5 eDrive40
最高出力 340PS/250kW
最大トルク 430Nm
リチウム・イオン・バッテリー容量 81.2kWh
一充電での走行可能距離 477km – 582km
■BMW i5 M60 xDrive
最高出力 601PS/442kW
最大トルク 820Nm
リチウム・イオン・バッテリー容量 81.2kWh
一充電での走行可能距離は 455km – 516km
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