新型車比較・ライバル車対決
更新日:2023.09.14 / 掲載日:2023.09.04
車の達人全員が推した!ホンダ フィット 〜予算200万円台で選ぶおすすめ車〜
だから私は推しました!!『買って満足! 200万円台までの“推し”グルマ』
クルマ選びの一丁目一番地はやはり価格。予算内でどれを買うべきか、できれば好みも反映させたい、いい買い物がしたい……。そこで、本誌(月刊自家用車)が誇るレギュラー執筆陣に車両本体価格200万円台までの一大ボリュームゾーンから“推し”を選んでもらった。ジャンルも理由も様々、バラエティに富む推しグルマたちがあなたの選択の一助になれば幸いだ。
月刊自家用車でおなじみの3人が“推す”!!

【3人推し!!】HONDA フィット
コンパクトカーの大定番が走りの良さを上乗せ!

《プロフィール》 センタータンクレイアウトを活かした多彩なユーティリティが代名詞。現行型のパワートレーンは1.5ℓ直4NA(自然吸気)ガソリンおよびe:HEVで、マイナーチェンジで加わった「RS」は足回りの設定変更などにより独自の走行フィールを獲得している。

5タイプのキャラ





文句なしのパッケージング

RSの走りはひと味違う!


川島の推し
e:HEV RS ●価格:241万6700円
脚の良さがイチバンの推しポイントだ
MC前にスポーティ系として設定されていた「ネス」の実質的な後継グレードとして設定されたのがRSだ。同グレードは初代シビックにも設定されたホンダの伝統的なスポーティモデル。当代RSもその伝統に恥じないモデルだ。
動力性能と燃費のアドバンテージを考えるとe:HEVモデルを薦めるが、同モデルを選ぶ第一のポイントがフットワークなので予算が厳しいならばガソリン車のRS(201万8500円)を狙ってもいいだろう。
RSのフットワークは硬柔で言えば標準系より硬めなのだが、細かな振動の抑制やサスストロークの収束感など乗り心地が全体的に洗練されている。ハンドリングでは直進や定常円旋回での据わりがよく、収まりのいいラインコントロール性を示す。スポーツモデルとしてはキレを欠くとも言えるが、高速も山岳路も運転ストレス少なくこなすタイプである。
まるもの推し
e:HEV RS ●価格:241万6700円
気持ちいい走りで後席の乗り心地も◎
全長4080㎜という、コンパクトカーの中では大きめサイズのため、後席スペースはファミリーでも十分にゆったりと使える広さ。ラゲッジスペースも大きく、シートアレンジでフレキシブルに拡大できるので、レジャー時の荷物もしっかり積める便利さがある。後席の座面を跳ね上げて収納スペースにできるのも、フィットならではだ。
そんなフィットらしい魅力をなにひとつ犠牲にすることなく、スポーティな走りに特化したのがRS。といっても、スパルタンでガチガチな乗り味のスポーティではなく、運転が上手くなったように一筆書きの気持ちのいい走りができるように開発されている。とくにe:HEVモデルは、モーターアシストで加速と減速のコントロールがしやすく爽快。走行モードを切り替えて、シーンごとに楽しめる。後席でも乗り心地がいいので、家族を乗せる人も安心だ。
渡辺の推し
e:HEV RS ●価格:241万6700円
「ホーム」に20万円弱の上乗せで収まる
フィットは、日常生活の中で使いやすい買い得なコンパクトカーだ。全長は4m前後で、クロスター以外は5ナンバー車になる。サイドウインドウの下端を低く抑えてピラーの形状も工夫したから、視界も優れ、狭い裏道でも運転しやすい。空間効率も高く、全高を立体駐車場が使いやすい1550㎜以下(2WD)に抑えたコンパクトカーでは、後席が最も広い。燃料タンクを前席の下に搭載して荷室の床も低く、積載性も優れている。
推奨グレードはハイブリッドのe:HEV・RSだ。e:HEVは基本的にモーター駆動だから、加速が滑らかで瞬発力も高い。価格はノーマルエンジンのRSに比べて約40万円高いが、購入時の税額は安く、実質価格は31万円に収まる。またe:HEV RSは、内外装のパーツを充実させて足回りも専用の設定だが、価格はe:HEVホームと比べて約19万円の上乗せに抑えた。