新型車比較・ライバル車対決
更新日:2024.10.08 / 掲載日:2024.10.08

特選ミニマムSUV・買い得指南《ヤリスクロス/ WR-V/ロッキー/フロンクスほか》

注目! 人気! 特選SUVライバル対決

クラスごとに横並びで比較!

SUVは人気カテゴリーだけに車種も豊富。様々なモデルが存在する中、売れ筋も3カテゴリーにフォーカスし、注目車&人気車を横並びで比べてみた。各モデルの特徴や購入ガイド/おすすめグレードがクルマ選びの一助になれば幸いだ。

ミニマムクラス

ミニマムクラスSUV【買い得指南】

新車購入の達人・渡辺陽一郎直伝!! ズバリおすすめグレードはコレだ!!

好みに合わせたSUVがお手頃価格で手に入る

ミニマムSUVには、ボディがコンパクトで、価格も250万円前後を上限とする安価な車種が集まる。WR‐Vとヴェゼルのボディサイズはほぼ同じだが、前者はノーマルエンジンのみを搭載して価格が安いためミニマムSUVに分類した。後者はハイブリッドのe:HEVが中心で、売れ筋価格帯も300万円以上だからコンパクトSUVに入る。


ほかのカテゴリーにも当てはまる話だが、ミニマムSUVを選ぶ時も、用途などのニーズを明確にすることが大切だ。ファミリーカーとして頻繁に4名で乗車するなら、ミニマムSUVではWR‐Vを推奨したい。身長170㎝の大人4名が乗車した時、後席に座る乗員の膝先には、握りコブシ2つ半の余裕がある。しかも後席の座面はヴェゼルと違って固定され、座り心地にもボリューム感が伴って快適だ。荷室も広い。その上で買い得グレードのXは、実用面で必要な装備を標準装着して、価格を210万円以下に抑えた。


後席に余裕があってファミリーカーとして使いやすく、内装やシートの座り心地、装備の充実度まで重視するならフロンクスを検討したい。後席はWR‐Vほど広くないが、身長170㎝の大人4名が乗車した時、後席に座る乗員の膝先空間は握りコブシ2つ分だ。その一方でフロンクスはインド製の輸入車だから、全長は現地の税額が安くなる4m以下に抑えた。最小回転半径も4・8mで、混雑した街中や駐車場でも運転しやすい。全高は1550mmだから、立体駐車場を利用しやすい数少ないSUVになる。マイルドハイブリッド、後方の並走車両を検知するブラインドスポットモニター、カーナビなどを装着した単一グレード設定となっている。


全長が4.2m以内のコンパクトSUVでフルハイブリッドが欲しいなら、ヤリスクロスを考えたい。ハイブリッドGのWLTCモード燃費は30.2km/ℓで、SUVでは燃料消費量がかなり少ない。最小回転半径は5.3mだから、小さなボディとの相乗効果で運転しやすく、鋭角的な外観はスポーティな雰囲気も感じさせる。

 
そしてなるべく安価なSUVを買いたいならロッキー&ライズだ。ライズで最も安価な1.2ℓエンジンを搭載するXは171万7000円で、運転席の上下調節機能やアルミホイールなどを装着したGでも186万7000円に収まる。このようにミニマムSUVには、使い方や予算に応じて選べる多彩な車種が用意される。特にコンパクトなボディは、日本の道路環境にピッタリだ。

TOYOTA  ヤリス クロス

ハイブリッド G(FF)●価格:252万4000円

グレードはGが買い得だ。ハイブリッドGは、ノーマルエンジンのGよりも価格が37万4000円高いが、購入時に納める税額は約9万円安い。実質価格差は約28万円に縮まり、レギュラーガソリン価格が170円/ℓなら、8〜9万kmを走ると燃料代の節約で取り戻せて割安だ。

HONDA WR-V

X(FF)●価格:209万8800円

買い得グレードは最も安価なXだ。衝突被害軽減ブレーキ、運転支援機能、LEDヘッドランプ、フルオートエアコンといった人気の装備を充実させ、価格は210万円以下に抑えている。中級のZに比べると、19万円相当の装備が削られているが、価格は約25万円も安い。

DAIHATSU / TOYOTA ロッキー/ライズ

ライズ G(FF)●価格:186万7000円

全長が4m以下のコンパクトSUVで、コンパクトカーと同等か、それよりも安い価格設定が特徴だ。従って買い得グレードはガソリンNAエンジンを搭載し、人気の高いLEDヘッドランプやアルミホイールなどを標準装着して、価格を186万7000円に抑えたGになる。

SUZUKI フロンクス

標準仕様(FF)●価格:未発表

輸入車だから受発注をシンプルにするため、グレードは1種類。他車ではオプションにすることの多い全方位モニター付き9インチナビを標準装着する。価格は未発表だが、ナビが20万円相当だとすると、ナビなしの他車との比較では約20万円割引いて考えるべきだ。

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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