新型車比較・ライバル車対決
更新日:2024.11.18 / 掲載日:2024.11.18
新型フロンクス《深掘り購入ガイド》
《2025年の主役たちが勢揃い》期待の新型モデル先取り&深掘りガイド
2024年も残すところあと2か月となったが、すでに新車界隈は来年2025年に活躍しそうな新型モデルが注目されている。ぶっちゃけてしまうと、今年よりも来年の方が当たり年! ここではこの先に注目して欲しいクルマたちを紹介しよう。
期待の上級コンパクトSUVついにデビュー
コンパクトながら走りも装備もプレミアム!
スズキが満を持してリリースしたコンパクトSUV・フロンクス。ほぼフル装備のモノグレード展開で、クーペライクなスタイルにも表れている通り、プレミアム志向の一台だ。激戦区に挑むニューフェイスの魅力に迫る。
●文:川島茂夫 ●写真:澤田和久
SUZUKI新型フロンクス
●価格:254万1000円〜273万9000円 ●発表日:’24年10月16日

エクステリア&パッケージング
プレミアム志向が強め



BODY COLOR

キャビン&ユーティリティ
静粛性にも気配り大








メカニズム&装備
ナビを標準装備

スマホ連携が充実したナビ。全方位カメラや3年間無料のスズキコネクトも搭載している。




単眼カメラを備えた先進安全&運転支援機能を搭載。ACCは全車速追従&停止保持機能付きだ。

必要な情報を投影するHUDは、運転中の視線移動を抑制して安全性を高めてくれる。

想定ライバルはコイツらだ!!
キャラ違いで競い合う!
車体サイズや装備内容から直接のライバルとなるのはこの3台。ヤリスクロスはストロングハイブリッドやGRスポーツまでラインナップが豊富な万能選手。キックスはフロンクスと同様の全盛り装備でe-POWER専用、WR-Vは広さや使い勝手がアピールポイントだ。

●価格:190万7000〜315万6000円
●発表年月(最新改良):’20年8月(’24年1月)
1.5ℓ直3(FF/4WD)
1.5ℓ直3 HEV(FF/4WD)

●価格:308万3300〜352万円
●発表年月(最新改良):’20年6月(’24年5月)
1.2ℓ直3 HEV(FF/4WD)

●価格:209万8800〜248万9300円
●発表年月(最新改良):’23年12月(未実施)
1.5ℓ直4(FF)
新型フロンクス 主要諸元
※オプションを含まず/[ ]は4WD
• 全長×全幅×全高(㎜):3995×1765×1550
• ホイールベース(㎜):2520
• 最低地上高(㎜):170
• 再紹介点半径(m):4.8
• 車両重量(㎏):1070[1130]
• 駆動方式:FF[フルタイム4WD]
• トランスッション:6速AT
• エンジン:1460㏄直列4気筒DOHC
(101[99]PS/13.8[13.7]Nm)
• 使用燃料・燃料タンク容量(ℓ):
無鉛レギュラーガソリン・37
• モーター:直流同期発電機
(2.3kW=3.1PS/60Nm=6.1㎏・m)
• 動力用主電池・電池容量(Ah):リチウムイオン電池・6
• WLTCモード燃費(㎞/ℓ):19.0[17.8]
• ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/ディスク
• 懸架方式(前/後):マクファーソンストラット式/
トーションビーム式
• タイヤサイズ:195/60R16
新型フロンクス 主要装備
《安全装備/メカニズム》
●デュアルセンサーブレーキサポートⅡ ●車線維持支援機能 ●ブラインドスポットモニター[車線変更サポート付] ●リヤクロストラフィックアラート ●ヘッドアップディスプレイ[カラー] ●アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能・停止保持機能付] ●オートライトシステム
《快適装備》
●電波式キーレスエントリー[アンサーバック付] ●フルオートエアコン[エアフィルター付、メッキノブ] ●ワイヤレス充電器 ●USB電源ソケット[Type-A/Type-C](リヤ、2個) ●シートヒーター(運転席、助手席) ●リヤヒーターダクト
《エクステリア》
●シャークフィンアンテナ[ルーフ色と同色] ●ルーフエンドスポイラー ●LEDサイドターンランプ付ドアミラー ●16インチアルミホイール[切削加工&ブラック塗装]
《インテリア》
●本革巻ステアリングホイール ●ステンレス製ペダルプレートフットレスト
《オーディオ》
●6スピーカー(フロント2、リヤ2、フロントツイーター2) ●全方位モニター付メモリーナビゲーション・スズキコネクト対応通信機【メモリーナビゲーション[9インチHDディスプレイ、AM/FMラジオ・スマートフォン連携機能付、Bluetooth対応]、全方位モニター用カメラ[フロント/サイド(左右)/バックカメラ]、USBソケット、GPSアンテナ、ハンズフリーマイク、スズキコネクト対応通信機・SOSボタン】
渡辺陽一郎が教える『新型フロンクス最新購入情報』
インド生産の輸入車だから、受発注を簡素化するため、グレードは1種類だ。FFと4WDは選べるが、外装色以外のメーカーオプションはなく、ディーラーオプションのみが用意される。FFでも254万1000円だから、全長4m以下のSUVとしては高価格だが、それ以上に装備が充実している。衝突被害軽減ブレーキ、運転支援機能、後方の並走車両を知らせるブラインドスポットモニター、マイルドハイブリッドなどを備える。特に全方位モニター付きメモリーナビの標準装着が注目で、これは通常は19万円前後でオプション設定される装備だ。つまりフロンクスはナビなし価格を235万円に抑えた充実装備の最上級グレードに置き換えられる。納期は約6か月だ。