新型車比較・ライバル車対決
更新日:2019.03.27 / 掲載日:2019.02.28
【2019年最新】軽自動車の燃費ランキング!人気の低燃費車種を徹底比較

ガソリン代が高騰する中、一般的に燃費が良いと言われる軽自動車を選択する人が増えています。しかし、一言で「燃費が良い」といってもその数値はメーカーや車種によってさまざま。そこで今回は、数多く販売されている軽自動車の中でも「本当に燃費が良い」車種をランキング形式でご紹介します。軽自動車の購入を検討している方は必見です。
軽自動車は普通車に比べると本当に燃費が良いの?
維持費が安い、使い勝手が良い、など魅力の軽自動車ですが、中でも「燃費の良さ」を1番の魅力と感じている方も多いでしょう。そのイメージ通り、軽自動車は普通車に比べると車両本体の重量が軽くエンジンも小さいため、走行に必要なエネルギーやガソリンの消費も抑えることができます。最近人気のミニバンやSUVも性能の向上とともに燃費が良くなっているのは事実ですが、軽自動車のように「30Km/L」(ガソリン1Lあたり30km走行可能)以上の車種は多くはありません。また、コンパクトカーであれば軽自動車と肩を並べるほど低燃費の車種もありますが、圧倒的に種類が少なく、条件を絞るとますます気に入った車種を見つけるのが困難になってしまいます。
燃費の良さに加え、ボディタイプや色、使い勝手など条件に合った自動車を探すなら、軽自動車がおすすめです。
燃費表示でよく見る「JC08モード」って?
「JC08モード」とは、車種間において同じ条件下で燃費数値を比較するための基準として作られた燃費の測定方法の1つです。従来は異なる測定方法で計測されていましたが、使用環境の変化や測定技術の進歩に伴い、2011年4月に新たに設定されました。現在メーカーが新型車を開発し販売する際、国の機関(独立行政法人 交通安全環境研究所)で「型式指定検査」を受けることが義務付けられています。その検査の中に「JC08モード燃費」も含まれます。
「JC08モード」では、市街地や郊外での一般走行を想定し、一定のパターンで自動車を走らせることで燃料1Lあたりの走行距離を計測します。実際に車道を走るわけではなく、自動車の馬力や燃費を測定する専用装置(シャーシダイナモメーター)で走行試験を行いますが、エアコンやオーディオ、カーナビなど電装品は完全に切った状態で行われるため、実際の使用条件における「実燃費」とは差が出る場合がほとんど。「JC08モード」は、あくまでも目安と考えておくといいでしょう。
ハイブリッド軽自動車の燃費ランキング
「ハイブリッド」とは本来「異なった要素を組み合わせる」という意味があり、「ハイブリッド車」は「エンジンとモーター、2つの動力源を組み合わせたもの」という意味合いで使用されています。元々自動車はエンジンだけで動いていましたが、モーター(電気)を併用することで動力源を効率よく切り替えて使用することができ、それによってガソリン消費を最小限に抑えることができるので燃費がよくなるという仕組みです。
スズキ ワゴンR

・JC08モード燃費:33.4km/L
・全長:3,395mm
・全高:1,650mm
・全幅:1,475mm
・総排気量:658cc
・乗車定員:4名
・価格:107.9万円~
1993年9月に初代モデルが発売されてから進化を続けてきたワゴンRが、2017年の6代目フルモデルチェンジと同時にハイブリッドを搭載。ハイブリッドFXグレードで原動力となるのは「マイルドハイブリッドシステム」で、モーター機能付き発電機でエンジンの始動をアシスト、さらに発進時と停止時には最長10秒間のEV(電気)走行が可能です。
スズキ ハスラー

・JC08モード燃費:32km/L
・全長:3,395mm
・全高:1,665mm
・全幅:1,475mm
・総排気量:658cc
・乗車定員:4名
・価格:110万円~
SUVのようなボディと豊富なカラーバリエーションで人気のハスラーは、ほとんどのグレードでマイルドハイブリッドシステム「S-エネチャージ」を採用。回生エネルギーを加速時にアシストとして活用し2WDで「32.0km/L」、4WDで「30.4km/L」と、より燃費の良い走りを実現させています。
スズキ スペーシア

・JC08モード燃費:30km/L
・全長:3,395mm
・全高:1,785mm
・全幅:1,475mm
・総排気量:658cc
・乗車定員:4名
・価格:127.4万円~
スズキが販売する軽トールワゴンの代表とも言えるスペーシア。「SPACE」という名前の由来通り、広い車内空間が特徴です。2017年のフルモデルチェンジでは、マイルドハイブリッドシステムを全車に搭載。新機能のパワーモードと併用すれば「30km/L」の低燃費を維持しながら、坂道などでは力強い加速を実感できます。
ターボ付き軽自動車の燃費ランキング
「ターボ付きエンジン」とは、従来のエンジンの大きさはそのままに、空気を通常よりも多く取り入れることで走行パワーを強くする仕組みのことです。近年軽自動車のボディサイズは大きくなっていますが、排気量は規格で66までと定められているため、エンジン自体を大きくすることはできません。
そこで、軽自動車のパワー不足を補うためにターボ機能を搭載している軽自動車が登場しています。一般的に「燃費が悪い」と思われがちなターボ車ですが、現在は技術の向上により燃費に大きな差はなくなっているのが特徴で、特にアウトドアや遠乗りをするという人は、ターボの力強さと軽自動車の低燃費さを兼ね備えたターボ付き軽自動車がおすすめです。
スズキ ワゴンR スティングレー

・JC08モード燃費:28.4km/L
・全長:3,395mm
・全高:1,650mm
・全幅:1,475mm
・総排気量:658cc
・乗車定員:4名
・価格:148.8万円~
現在販売されているワゴンRの中でも、特に装備が充実しているワゴンR スティングレー。ターボエンジンを搭載しているハイブリッドモデルは、加速時・中間加速時ともに普通車にも負けないパワフルな走りを実現しながら、かつ低燃費という他の車種にはない魅力を兼ね備えています。
スズキ ハスラー

・JC08モード燃費:27.8km/L
・全長:3,395mm
・全高:1,665mm
・全幅:1,475mm
・総排気量:658cc
・乗車定員:4名
・価格:110万円~
アウトドア向けの軽自動車としても人気のハスラーですが、遠出やオフロード走行をするならやはりターボ機能搭載モデルがおすすめ。峠の曲路や急な坂道では特に威力を発揮し、ストレスを感じることなく走行することができます。同時に、減速中からガソリン消費を抑える新アイドリングストップシステムを搭載しているので、ターボ機能をフル活用しても燃費性能は下がらないのが特徴です。
ダイハツ ムーヴ

・JC08モード燃費:27.4km/L
・全長:3,395mm
・全高:1,630mm
・全幅:1,475mm
・総排気量:658cc
・乗車定員:4名
・価格:111.2万円~
軽自動車でありながら、優れた燃費と走行性能を併せ持つムーヴ。2017年8月のフルモデルチェンジでは、先進安全装備「スマートアシスト3」を採用し、さらにスムーズかつ安全な軽自動車として生まれ変わりました。ターボエンジンは非常にパワフルで坂道でもストレスはなく、併せてステアリングの「PWRスイッチ」を使用すれば、一段と力強い走行が可能です。
ダイハツ キャスト

・JC08モード燃費:27.0km/L
・全長:3,395mm
・全高:1,630mm
・全幅:1,475mm
・総排気量:658cc
・乗車定員:4名
・価格:122.6万円~
車両の下周りをプロテクトし、大径タイヤを採用したアクティブ感満載のダイハツ キャスト アクティバ。ターボモデルでは、そのコンパクトなボディからは想像できないほど力強い走りを見せてくれます。「低燃費」「ターボエンジン」「スマートアシスト3」「PWRスイッチ」をフル採用したこちらのモデルは、オフロードを走ることが多いキャンパーにもおすすめです。
スライドドア付き軽自動車の燃費ランキング
スズキ スペーシア

・JC08モード燃費:30.0km/L
・全長:3,395mm
・全高:1,785mm
・全幅:1,475mm
・総排気量:658cc
・乗車定員:4名
・価格:127.4万円~
スライドドアを採用している軽自動車でナンバー1の低燃費を誇るスズキ スペーシア。2017年12月のフルモデルチェンジでは室内高が5cm高くなり、ファミリー層にも大人気です。全グレードにハイブリッドエンジンを搭載したことから、ハイブリッドランキング3位にランクイン。低燃費でどんなシーンでも使い勝手の良い軽自動車の代表格として知られています。
ダイハツ ムーヴキャンバス

・JC08モード燃費:28.6km/L
・全長:3,395mm
・全高:1,655mm
・全幅:1,475mm
・総排気量:658cc
・乗車定員:4名
・価格:125.3万円~
ターボ車ランキング3位に登場したムーヴの派生モデルとなるダイハツ ムーヴキャンバス。全高1,700mm以下の軽自動車で初めて両側スライドドアを採用し、開口幅は両側595mmと全く不便を感じさせない広さです。自動ブレーキや誤発進抑制機能などを含む「スマートアシスト3」を採用、燃費だけでなく安全面でも信頼できる1台です。
ダイハツ タント

・JC08モード燃費:28km/L
・全長:3,395mm
・全高:1,750mm
・全幅:1,475mm
・総排気量:658cc
・乗車定員:4名
・価格:122万円~
全高1,750mmと広い室内空間が人気のダイハツ タント。最大の特徴は、ボディ左側のピラーをスライドドアと一体化させた「ミラクルオープウンドア」です。左側は前後両ドアを解放すると開口幅1,490mmとなり、まるで居住空間に入るように乗車することが可能。スーパーハイトクラスの軽自動車の中では、低燃費ナンバー1なのも魅力的です。
軽自動車の特徴の1つ「燃費の良さ」という視点から、「ハイブリッド」「ターボ」「スライドドア」3つの条件別に10車種をご紹介しました。せっかく自動車を買うなら燃費だけでなく性能や使い勝手にもこだわりたい、という方も多いはず。どの車種もそれぞれに特徴があるので、ぜひ一度お店へ足を運んでみてください。