新車値引き情報
更新日:2022.10.05 / 掲載日:2022.09.26
読者の値引き実例 私もX氏
その1 ヴェゼルから27.2万円引き!
HONDA ヴェゼル
G
トータル値引き 27.2万円
値引き率 10.0%
From兵庫県
「10%引きじゃなきゃ買いません」
店長、真っ青。でも二日後クリアー!
カローラクロスやヤリスクロスも検討したが、本命はヴェゼル。
ホンダA店では値引き15万円。「これ以上は厳しい」とのこと。
経営の違うホンダB店へ。自宅から少し離れているが「値引きには自信があります」と頼もしい。
ホンダA店はノリが悪く、上乗せが期待できない。そこでB店に勝負をかけることにした。
日を改めて商談。トヨタや他のホンダとの競合を伝えると、
セ「Xさん、ご希望の金額を教えてください。その数字で上に伺いを立てます。もし、通ったら契約をお願いしますね」
X「今回の目標は車両本体と付属品の合計額から10%引きです。値引き額にすると27万円ですね」
いったん奥に引っ込んで、しばらくして戻ってきたが「店長でも判断できない」とのことなので、いったん引き上げることに。「希望の数字にならなければこちらでは購入できません」と伝えておく。
二日後、ホンダB店へ。見事にクリアしたので契約。注文書には車両本体から23万1700円引き、付属品(40万3150円)から4万円引きとなっていた。
値引き採点 4
ノリのいい相手とみてズバリと攻めたのが勝因です。9月号で紹介したヴェゼル(28.6万円引き/7.9%=採点4)に比べて値引き額では下回っていますが、逆に値引き率では2ポイントほど上回っています。
その2 ヴォクシーから33.9万円引き!
TOYOTA ヴォクシー
ハイブリッドS-Z(7人・4WD)
トータル値引き 33.9万円
値引き率 7.1%
From福島県
所長が本部に掛け合った!
父上のサポートに拍手喝さい
狙いはヴォクシー。下取り車は満9年/走行10万kmのセレナ。地元のトヨタ2店と商談した結果、そのうちの1店が値引きは20万円(他店25万円)だが、下取りは40万円(同20万円)で、1年後の納車までこれを据え置きしてくれるとのこと。思わず契約しそうになったが、父(隣県在住)に相談すると「競合させればまだいける!」。しかし、値引き25万円で限界に。
翌週、父がなじみにしている隣県のトヨタと商談するが「所長に相談して後日、連絡する」とのこと。
三日後、再びトヨタC店へ。すると「所長が本部に掛け合った結果です」と言って、車両本体とメーカーオプション37万4000円から24万8000円引き、付属品40万7880円から9万860円引き、下取り38万2160円を提示してきたので契約。
値引き採点 5
父上はきっと月刊自家用車の愛読者だと思います。ヴォクシーは夏の商戦から値引きを大きく緩めていますが、ここまで取れたら文句なしの特上。1年間据え置きの下取り額も高く評価して採点は5としました。
その3 リーフから40.8万円引き!
NISSAN リーフ
X Vセレクション
トータル値引き 40.8万円
値引き率 10.0%
From千葉県
正規店と買い取り店が激突!
新型から41万円/10%を奪取!!
乗りつぶすつもりで、補助金の高い電気自動車を検討。モデル末期ではあるが、外装をリニューアルし、なおかつこのご時世でも価格を下げたリーフにマトを絞る。
日産にて交渉。2回目の商談で、値引きと下取り(5年落ちフリード)を差し引いた支払い総額は223万円に。
下取り車のフリードは大手買い取り専門店で購入したので、今回も商談すると、220万円まで下げてきた。
日産に出向いて最後のひと押しをすると支払い総額は219万円に。おまけでナンバープレートリムを追加してもらって契約。最終的に車両本体とメーカーオプション7万1500円から34万150円引き、付属品6万8310円分が無料サービスで値引き合計は40万8460円。当初150万円だった下取り額は173万円までアップした。
値引き採点 5
正規ディーラーと買い取り専門店を上手に競合させています。モデル末期とはいえ、一部改良直後の新型リーフから値引き合計40万円超/値引き率10%なら大成功。下取り車も破格の高取りとなっています。
その4 プロボックスから29.9万円引き!
TOYOTA プロボックス
ハイブリッドGX
トータル値引き 29.9万円
値引き率 14.8%
From愛知県
他店じゃ絶対に出せません!
約15%の“超”ウルトラC!!
候補はプロボックス。経営の違うトヨタ2店をまわったところで耳寄り情報をつかむ。「いまトヨタでは売れ筋車種が受注停止になっており、その他の車種も納期が長くなっている。そこで比較的納期が早いプロボックスはぜひ売りたいクルマ」なのだそうだ。
さらに3軒目に出向いたお店では本社社屋の完成記念イベント中。係長さんが「今日は最終日なのですが、まだ目標が達成できていません。このままだと1年続いている連続達成記録が途絶えてしまいます。絶対に他店では出せない条件を出します」とものすごい勢いで売り込んできた。こちらもその気になって攻めた結果、車両本体とメーカーオプション10万3400円/付属品12万2100円から29万8570円引き(他店では10万円)が飛び出したので契約した。
値引き採点 5
プロボックスは値引きが渋く、10万円程度でストップをかけてくるケースが目立ちます。獲得した値引き額は30万円弱ですが、値引き率は超ウルトラCの目安である15%に近い数字を示しています。
その5 NXから9.4万円引き!
LEXUS NX
350h Fスポーツ
トータル値引き 9.4万円
値引き率 1.4%
From神奈川県
必殺・同士討ち攻撃も不発……
噂通り手強く厳しかった
レクサスA店にてNXを対象に商談。「現金値引きはできませんが付属品の無料サービスをします」とのこと。
続いて経営資本の異なるレクサスB店へ。値引きどころか無料サービスも「一切できません」とけんもほろろ。競合を伝えると「ご自宅から近いA店での購入をお勧めします」とあっけなく脱落。
越境して東京のレクサス店に行くことも検討したが、近所で購入したい気持ちが強かったので断念する。
A店にてフロアマットとラゲージマットをお願いするが「サービス品は1点のみ、かつ10万円まで」とのこと。最終的にフロアマット(9万3500円)の無料サービスとガソリン満タン納車を得て交渉を終了。最後に「値引きをしないのはクルマの資産価値を下げないため」などレクサスの理念を説明してくれた。
値引き採点 4
レクサス車のなかでも飛び切りガードの堅い売り方をしてくるNXからこれだけ取れれば文句なしの特上クラスです。なお、NXは生産能力を大きく上回る受注が入ったため、現在販売を停止しています。
その6 GR86から37.3万円引き!
TOYOTA GR86
RZ(6MT)
トータル値引き 37.3万円
値引き率 10.5%
From京都府
「駆け引きは好きではありません」
だったらむちゃ振りしちゃいます
以前から気になっていたロードスター990SとGR86に試乗。とくにGR86は思っていたより乗りやすく、室内の使い勝手もいいので大いに魅力を感じました。
マツダは値引き15万円でしたが、トヨタはいきなり20万円引きを提示。さらに、
セ「駆け引きは好きではありません。Xさんが『これだったら決める』という金額をおっしゃってください」
そこで、支払い総額310万円をぶつけると、
セ「わかりました。上司に相談してみます」
その夜、トヨタからTELが入って「許可を得ました」とのこと。こちらも妻の了解を得て決定です。最終的な条件は車両本体とメーカーオプション3万3000円/付属品18万5900円から37万3351円引き、9年落ちジムニーの下取り額は47万円。
値引き採点 5
希望額を聞かれたら、このX氏のように「ちょっと無理かな?」というくらいの数字をぶつけるといいでしょう。下取り車は納車日が決まった時点で買い取り専門店と比較することをお勧めします。
その7 N-BOXから23.9万円引き!
HONDA N-BOX
カスタムLターボ(4WD)
トータル値引き 23.9万円
値引き率 9.0%
From茨城県
2台目だから奮発します!
軽自動車ながら24万円引き!!
妻の実家は毎年積雪する寒冷地……にもかかわらず使っているクルマ(13年落ち)はFFで自動ブレーキなどが付いていない。「四駆で先進の安全機構を備えたクルマ」に乗ってもらいたいと思って我が家のセカンドカー、ソリオバンディット4WD(2019年式)を譲ることにした。
ソリオの穴を埋めるため軽自動車の購入を決意。ファーストカー(ステップワゴン)で付き合いのあるホンダの営業さんに相談したら「ぜひ、セカンドカーもうちでお願いします!」とのってきた。
妻を連れてホンダへ。検討した結果、N-BOXカスタムを選択。2台目とあって営業さんも最初から限界値を提示してきたが、さらに粘ると、車両本体から18万8310円引き、付属品(51万400円)から5万1040円引きとなったので契約した。
値引き採点 5
軽といっても付属品を50万円も付ければ値引き額は当然大きくなりますが、それでも約24万円引きなら採点は5となります。ただし、経営の違うホンダとの競合に持ち込んだら超ウルトラCになったかも?
その8 アトレーから24.6万円引き!
DAIHATSU アトレー
RS(4WD)
トータル値引き 24.6万円
値引き率 10.6%
From広島県
馴染みのトヨタでダイハツを!
ベストプライスが飛び出した!!
父が「クルマを買い替えたい」と相談してきた。狙いは新型アトレー。これまで乗ってきたハイエースバン(2019年式)を購入したトヨタのディーラーに相談すると「ダイハツならうちでも取り扱えます。今月はキャンペーン中なので大きな値引きが出せます」とのこと。
他社の軽商用車も検討したが、やはり新型アトレーが魅力的。今後のことも考えて付き合いのあるトヨタでお世話になることにする。
トヨタと2回目の商談。
X「ベストプライスをお願いします」
セ「これまでの付き合いがありますので精一杯やります」
最終的に車両本体13万5623円引き、付属品(49万2200円)11万円引きで契約。ハイエースは買い取り専門店に335万円(トヨタは300万円)で売却した。
値引き採点 5
新型アトレーは12~13万円引きで購入を決めているケースが目立ちます。値引きの合計が20万円を超えた例はこれまでありません。文句なしのウルトラCクラス! 下取り車の買い取り値も破格です。