新車値引き情報
更新日:2025.03.26 / 掲載日:2025.03.26
厳選値引き実例 X氏の値引き特報 フィットから35.7万円引き!

HONDA フィット
RS
トータル値引き 35.7万円
値引き率 12.6%
From 埼玉県
点検時の売り込みは絶好機
赤字覚悟の大盤振る舞い
これまで乗ってきたフィットを点検に持っていくと、担当の営業さんが「新型フィットに買い替えませんか? 値引き、頑張りますよ!」と売り込んできた。現車は9年目に入り、車検も近づいてきているので、話に乗ることにする。
狙いは上級グレードのRS。
実車の確認と購入の本気度を示すのを兼ねて、試乗の希望を伝えてスケジュールをとってもらった。
担当さんは「今月中に決めてもらわないと、好条件が出せません」とのこと。あと10日ほどしか猶予がないため短期決戦でいくことにした。
ヤリスやノートとの競合も考えたが、時間的に厳しかったためホンダ一本でいくことにする。新型フィットは物価高や人件費などの上昇で以前より30万円ほど上昇していた。
X「ずいぶん高くなりましたね。値引きはどれくらいですか?」
セ「Xさんのご希望はどれくらいですか?」
X「現車を購入したときと同じくらい頑張ってもらえれば、と思っています」
セ「わかりました。できるだけ合わせるようにします」
担当営業マンが前回と変わっていたため、過去のデータを調べて確認してもらうと、値引きは37万3419円(値引き率16.6%)。これを見たとたん、担当さんの表情が一変。
セ「なぜこんな値引き条件が出せたのかわかりません。同じ数字にすると赤字になってしまいます。正直、現行モデルではとても無理です」
X「では、35万円の値引きで妥協しましょう」
セ「実は30万円オーバー自体が普通出せない額なんです」
X「35万円引きをOKしてくれるなら契約しますよ」
最終的に車両本体と付属品69万1185円から値引き35万7195円になる。前回の値引きに近づけたので契約した。
なお、現車のフィットを買い取り専門店に見せたところ当初は65万円だったが、納車日の2週間前にネットの一括査定サイトを利用し、各店を競わせた結果、78万3000円という高値で売却できた。
値引き採点 5
営業マンが車検や点検の際に「買い替えませんか?」と売り込んできたらチャンスです。X氏のように「ちょっとむちゃかな?」というくらいの数字をぶつけて迫るのが秘訣です。獲得した値引き条件は“超”の付くウルトラCクラスと考えてかまいません。

ライタープロフィール
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。