新車値引き情報
更新日:2017.12.20 / 掲載日:2017.12.20
新車購入Q&A 納車のときにチェックする場所は?

Q 一週間後に新車が納車となります。その際には、どんなことに注意したらいいですか? また、納車時の走行距離はだいたい何kmぐらいが妥当なのでしょうか?
A 納車の際には「ボディのキズやヘコミをしっかりチェックする」ことが大切です。いったん引き取ってしまうと、責任の所在がわからなくなってしまうことがあるので注意してください。「どうしてもキズやヘコミのあるクルマは受け取りたくない」というのなら、契約する時に「陸運支局に登録する前に納車となるクルマを見せてもらいたい。こちらからモータープールなどに出向いてチェックしてもかまわない」などと申し出ることもできます。
実際、登録(車両ナンバーの取得)したあとだと、キズやヘコミを見つけても原則として修理対応となってしまいますが、登録前なら反応も違ってきます。ユーザー側が「私が契約したのは“まっさらの新車”だ。キズものは新車とはいえないので契約違反と考える。登録前なので交換はできるはずだ。別のクルマに交換してくれないのならキャンセルする」などと主張すれば、応じてくれる可能性も高くなります。これが納車の段階(登録後)だと「きちんと直します。交換には応じられません」などと主張してくるケースが目立ちます。
なお“登録前のチェック”を申し出ると、ディーラーによっては「うちはそういう対応はしていません」などと断ってくることもあります。また、印象を悪くすることもあるので気をつけてください。
工場出荷時の走行距離は、国産車の場合だと通常は数kmです。ただし、ディーラーに届いたあと、点検やオプションなどの取り付けにともなう移動によって、さらに走行距離が延びる可能性もあります。以前アンケート取材をしたところ、営業所からユーザー宅までの陸送も含めて、納車時の走行距離は平均25km程度でした。
ともあれ、「あまりにも走行距離が長すぎる」と感じたら理由を尋ねてみましょう。もしも、納得のいく説明が得られなかったら、引き取りを拒否するなどの対抗手段をとってもいいと思います。
メーカーの生産工場からディーラーへの移動は、トレーラーや船舶で行います。また、ディーラーのモータープールから営業所への搬送も基本的にトレーラーで行い、自走することはあまりありません。
提供元:月刊自家用車