輸入車
更新日:2024.06.14 / 掲載日:2024.06.14
ジープ 新型ラングラーが挑むトップへの道 発表会で明かしたブラッシュアップポイントとは

NEW JEEP WRANGLER【グーワールド コラム/ニューモデル】
文と写真●ユニット・コンパス
問い合わせ:ジープフリーコール TEL:0120-712-812
URL:https://www.jeep-japan.com
(掲載されている内容はグーワールド本誌2024年7月号の内容です)
改良のポイントはデザインの刷新と新型ナビシステムの導入
アメリカンSUVを代表するアイコンであるラングラー アンリミテッドがマイナーチェンジを受けて、デザインや装備を刷新した。2018年から数えて約6年ぶりの改良で、装備を充実させながら価格を引き下げたのも大きな特徴。価格は799万円から889万円となっている。
発表会会場となったのは渋谷の新しいランドマークであるMIYASHITA PARKで、ステランティスジャパン代表取締役社長の打越晋氏は、ここが新しいカルチャーやビジネスが生まれる場所であり、そこが進化に挑戦するジープブランドと新型ラングラーを紹介するのにふさわしいと考えたという。
実際にラングラーはほかのSUVと比較してもユーザーの年齢層が若く、自分らしさを表現するクルマとして選ばれているという調査結果が出たからだ。新しいラングラーはデザインをさらに磨き上げ、装備を充実させたことで、さらに若いZ世代や、逆にもっと上の年齢層にも選ばれるクルマに仕上がったと胸を張る。
道なき道をゆくタフネスと実用性の高さをあわせ持つことで人気のラングラー アンリミテッド。デザインの改良ポイントは、伝統のセブンスロットグリル周辺をブラッシュアップしたこと、そして新デザインのアルミホイールの採用。
また、フロントフェンダーのアンテナがガラスに組み込まれ、オフロード走行時に小枝などに引っかからないようになった。さらに、ラングラーとして初めて12WAYのフロントパワーシートを採用したのもニュースだろう。それでいながら80cmの渡河性能を保証するのは、さすがリアルオフローダーだ。
このように充実した装備を誇りながら、新型ラングラーでは価格帯を下げている。
エントリーグレードである「アンリミテッド スポーツ」の導入。エントリーといいながらも、12.3インチのナビシステムなど、新型の特徴的な装備はすべてフォロー。中核グレードの「アンリミテッド サハラ」や最上級グレードの「アンリミテッド ルビコン」については、装備を充実させながら販売価格を引き下げている。これぞミドルサイズ輸入SUVナンバーワンをねらうための戦略。昨年は4000台販売したというラングラー アンリミテッド。まだまだ売れ続けるに違いない。


