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更新日:2024.08.20 / 掲載日:2024.08.20
ピニンファリーナ 唯一無二の電動ハイパーカー「バッティスタ・タルガメリカ」世界初披露

アウトモビリ・ピニンファリーナは8月16日、初のワンオフ・コーチビルド・モデル「バッティスタ・タルガメリカ」を、アメリカで開催された「モントレー・カー・ウィーク」の「The Quail, A Motorsport Gathering(ザ・クエイル、ア・モータースポーツギャザリング)」にて世界初公開した。
オーナーの“夢の車”を体現した「バッティスタ・タルガメリカ」

「バッティスタ・タルガメリカ」は、同社が著名な自動車コレクターであるというオーナーから依頼を受けてコーチビルドした初の電気ハイパーカーであり、「Dream Cars. Made Real(夢の車。現実に)」というブランド・プロミスを体現したモデル。オーナーの個性や経歴、嗜好、興味、ユニークな人生を一台に反映させた。

そのユニークさを象徴するアイテムとして挙げられるのが、葉巻用パイプと葉巻ケース。特注のアルミニウムとガラスで制作されたケースは座席の間にあるキャビンに装備し、高級感とテクノロジーのエレガントに融合した。葉巻を3本まで収納できるこのスペースでは、5つの運転モードに(Calma、Pura、Energica、Furiosa、Carattere)に対応する色(緑、イコニカ・ブルー、オレンジ、赤、黄色)のバックライトと照明が点灯する仕様を搭載したのも特色だ。
同モデルは「モントレー・カー・ウィーク」中の「ザ・クエイル、ア・モータースポーツギャザリング」の目玉アトラクションとして紹介された後、依頼者に納車が行われる。
「スパイダー」からインスピレーションを得たエクステリア

ディテールの多くは、フィアット会長就任20周年を記念してGianni Agnelli氏の為に制作した「1986年型フェラーリ・テスタロッサ・スパイダー」からインスピレーションを得ている。外装は「スパイダー」の明確なオマージュとして、鋭いピュア・シルバーの「Argento Liquido Gloss」で仕上げられた。
また、ボディのサイドにはイコニカ・ブルー・グロスのアクセント、後輪の前にはエアロ・ウィングを配置。リア・アンダーウィングは、イコニカ・ブルーのピンストライプがウィングの端から端まで丁寧に描かれている。さらに、コントラストの効いたブラックのアルマイト加工を施したセンター・キャップをはめ込み、セラミック・ポリッシュを施したワンオフの5本スポーク合金リムを装備している。

インテリアには高級感あふれるタン・レザー仕上げが施された

内装は、しなやかなタン・レザー張りに対照的なブラック・レザーのステアリング・ホイールとダッシュボードを装備。ヘッドレストは特注品で、アウトモビリ・ピニンファリーナの「F」ロゴがエンボス加工され、オーナー独自の装飾とデザインのディテールが施されている。
また、室内装飾と同じタン・レザー仕上げの特注ラゲッジ・セットも装備され、「バッティスタ・タルガメリカ」のシルエットがエンボス加工されている。
0〜100km/h加速を2秒未満で実現する圧倒的なパフォーマンス

走行性能においては、4基の独立した電気モーターと120 kWhのリチウム・イオン・バッテリーを組み合わせて1,900馬力のパワーと2,340 Nmのトルクを実現。0〜100km/h加速を2秒未満で行うことができ、300km/hを超える最高速度を実現している。
アウトモビリ・ピニンファリーナ公式HP:
https://www.automobili-pininfarina.com/
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