輸入車
更新日:2024.09.09 / 掲載日:2024.09.09
クルマ好きは“足元”にこだわる。世界で愛されるタイヤメーカー・ベスト3

なぜ売れる? どこが優れている?人気のタイヤブランドBEST 3を知る
文●ユニット・コンパス 写真●ポルシェ、ミシュラン、ブリヂストン、グッドイヤー
(掲載されている内容はグーワールド本誌2024年10月号「新車・中古車の売れ筋から「いま」がみえてくる[人気モデルの秘密を紐解く]」記事の内容です)
クルマにとって欠かせないパートナーがタイヤ。履き替えると驚くほどの変化を感じられるのは本当だ。ここでは世界ベスト3のタイヤメーカーについて紹介する。
自動車メーカーこそ優れたタイヤを求める
クルマに詳しい人ほどこだわっているのがタイヤ。
タイヤを交換すると、驚くほどクルマの印象も変化する。それは単純に古い古くない、減っている減っていないというレベルを超えて。それだけタイヤの性能はクルマに大きな影響を与えている。じつは純正装着タイヤというのは市販品と名前は同じでも中身が別モノで、車両の開発時には自動車メーカーとタイヤメーカーが膝を突き合わせて構造や部材のスペックを検討する。まさにクルマの一部なのだ。
そんなタイヤを開発・販売しているタイヤメーカーのベスト3をここでは紹介している。フランスのミシュランは、日本ではグルメガイドで有名だが、世界シェア1位。新品時だけでなく、消耗しても性能が変わりにくいのが人気の秘密だ。
ブリヂストンは日本メーカーで、ミシュランと世界シェアを争うポジションにいる。徹底した研究開発で日本企業でありながら欧州プレミアムブランドの純正採用を実力で勝ち取っている。
最後はアメリカのグッドイヤー。120年以上の歴史を持つ老舗で、2019年からはプレミアムタイヤのための革新的工程を実現する新施設を稼働。その実力はたしかで、日本での知名度以上に海外では人気。
世界シェアNo.1[ミシュラン]

ポルシェやBMWなどといったスポーツモデルの純正装着タイヤとしても採用率の高いミシュラン。看板モデル「パイロットスポーツ」は、第5世代モデルへと進化。性能はもちろん、耐久性やより黒さを感じさせるデザインまでこだわりは深い。


世界シェアNo.2[ブリヂストン]

日本を代表する世界的タイヤブランド。その技術は高く、産業機械から月面探査車までカバーレンジは広い。「ポテンザ スポーツ」はランボルギーニ レヴエルト純正装着タイヤに選ばれた。一方、コンフォート向けの「レグノ」も人気モデルだ。

世界シェアNo.3[グッドイヤー]

アメリカ生まれで120年以上の歴史を持つグッドイヤー。日本法人の設立は1952年と古く、販売拠点は全国をカバーしている。人気モデルのひとつが夏から冬季の雪道までカバーするオールシーズンタイヤ。履き替えいらずで人気を集めている。

