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更新日:2025.04.07 / 掲載日:2025.04.07
日本導入はある?フォルクスワーゲン「タイロン」最新トレンドを押さえた新型SUV

3列7人乗りのタイロンに熱視線[フォルクスワーゲン タイロン]
文●ユニット・コンパス 写真●フォルクスワーゲン
(掲載されている内容はグーワールド本誌2025年5号「売れているのにはワケがある![フォルクスワーゲンSUVの見どころ]」記事の内容です)
VWには日本未導入のSUVが存在するが、そのなかでも2024年末登場のタイロンは、日本導入を希望したくなる仕上がりだ。
トレンドのミニバン的なコンセプトを採用する

タイロンというSUVをご存じだろうか。知らなくてもそれは当然で、初代モデル(2018年〜)は中国市場向けとして開発され、日本市場には導入されなかった。
ところが2024年10月のパリモーターショーで発表された2代目タイロンは、グローバルモデルとして新たに開発されたという。日本市場への導入についてはまだ未定だが、その可能性はじつは高いのではないかと推測している。その理由はタイロンがSUVの最新トレンドを押さえたコンセプトに進化しているから。
2代目タイロンのボディサイズは、初代よりも拡大され全長は約4.8mに成長。ティグアンよりも300mmほど大きく、デザインもさらに堂々としている。ポイントは3列シート仕様が用意されていることだ。VWの現行ラインアップで7人乗りはゴルフトゥーランのみ。世界的にもトレンドとなっているSUV+3列シートの組み合わせでミニバン的なニーズに応えるのはアリだろう。
そんなタイロンだがパワートレインもバリエーション豊富で、最新モデルらしくも電動化にも対応。マイルドHVに加え、約100kmまでのEV走行が可能なプラグインHVを2種類用意。さらにお馴染みのTSIやTDIも搭載する。
タイロンの価格は約4万5000ユーロからで、日本で発売されたとすると700万円後半だろうか。

