輸入車
更新日:2025.04.08 / 掲載日:2025.04.08

進化し続ける「4MOTION」 フォルクスワーゲンの4WD技術はココがスゴい!

WHAT’S 4MOTION? じつはかなり本格的!フォルクスワーゲンSUVの4MOTION

 文●ユニット・コンパス 写真●フォルクスワーゲン
(掲載されている内容はグーワールド本誌2025年5号「売れているのにはワケがある![フォルクスワーゲンSUVの見どころ]」記事の内容です)

「4MOTION」は、VWの4WD技術の名称だ。より安全で扱いやすい4WDを求めて、1984年登場の「シンクロ」から進化を続けてきた四輪駆動技術を解説する。

日常での使い勝手と悪路での走行性能を両立

 SUVの歴史は、乗用車とクロスカントリー4WDの歩み寄りの歴史でもある。SUVは万能なキャラクターが受け、乗用車のメインストリームとして認知された。だが、スタイルがクロカン4WDに近いだけに、SUVに悪路走破性能を期待する声は今でも少なくない。
 4輪に駆動力を持たせる4WDは、悪路走破性を高めてくれるが、一方で燃費が悪くなるというデメリットがある。そこで誕生したのが、普段は2WDで走り、必要に応じて4WDになるオンデマンド式4WDだ。
 日本に導入されるVWのSUVで4WDシステム「4MOTION」を採用しているのは、Tロックとティグアンだが、いずれもオンデマンド式4WDとなっている。状況に応じて、前輪100%・後輪0%から前輪50%・後輪50%まで可変することで、滑りやすい傾斜でもクルマを前へ前へと進めるのだ。
 フルタイム4WDのような安定感とトラクション性能に、どれだけ近づけられるか。歴代の「4MOTION」はそこに注力して開発されてきた。新型ティグアンに搭載される「4MOTION」では、第5世代のハルデックスカップリングを採用することで各種電子制御と連携。さらに安全性を高めている。
 SUVの多用途性能を広げる「4MOTION」は、まさに縁の下の力持ちだ。

4WDは雪道というイメージがあるが、未舗装路でも大いに役に立つ。たとえば雨上がりのキャンプ場などで立ち往生するリスクが減る。
4MOTIONはモデルごとの性格に合わせてセッティングが施されている。現在最も高い悪路走破性が与えられているのはティグアンだ。
欧州など海外市場では牽引の需要も多いため、4MOTIONもそれに合わせた進化を果たしている。先進運転支援装備との連携も進み、さらに高い安全性を目指す。
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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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