輸入車
更新日:2019.08.22 / 掲載日:2018.09.26

立体駐車場にも対応! ボルボ新型V60はスタイリッシュなファミリーワゴン

V60 T5 Momentum

文と写真●ユニット・コンパス

 ボルボが新型ステーションワゴンV60を発表。新型は、すでに世界中から高い評価を集めているXC60と同じSPAプラットフォームを採用。ボルボにとって歴史と伝統あるステーションワゴンの最新モデルとして、デザインと機能を磨き上げて登場した。新型は日本市場の要望を受けてボディ横幅を立体駐車場に入るサイズに収めたのも特徴。価格は499万円から。

ボルボにとっての重要車種が新世代モデルとなって登場

V60 T5 Inscription

 ボルボが完全復活を遂げた。ここのところ魅力的な新表品を連続して投入しているボルボだが、マーケットもその動きに敏感に反応。販売台数は右肩上がりで成長を続けており、ボルボ・カー・ジャパン株式会社代表取締役社長の木村隆之氏によれば、2018年の実績は受注ベースながらついに年間2万台の大台に乗ることが確実だという。これはボルボにとって1996年以来、22年ぶりの好成績になるという。

 そんなボルボの勢いをさらに加速させそうなのが、新モデルのV60だ。
 ボルボにとってステーションワゴンはこれまでに国内累計で約23万台を販売してきた人気ジャンル。さらにV60は、新世代プラットフォームSPAを採用した世代のミドルクラスというだけあって、販売的にもブランドの中核を担うポジショニングとなる。

乗員全員が快適に過ごせるラグジュアリーなインテリア

 新型V60のコンセプトは、「PREMIUM」×「FAMILY」。すでにXC60でドライバーだけでなく、乗員すべてにプレミアムな空間を提供するという。
 スタイリングは60シリーズのなかでもステーションワゴン専用で、クリーンかつダイナミックなもの。全長は先代モデルより125mm拡大し、伸びやかなプロポーションと広々とした室内空間を実現。一方で全幅は先代モデルよりも狭い1850mmに抑えた。これは輸入元であるボルボ・カー・ジャパンが、日本のユーザーニーズとして、長年ボルボカーズ側に伝えてきたことが実った形だという。
 全幅が広いことは側面衝突での生存性に有利だったり、居住空間のゆとりにつながったりなどメリットもある。だが、都市部で多い機械式駐車場では、車幅制限が1850mm程度となっているケースが多く、そういったユーザーにとっては、その時点で購入リストから外れてしまう。ライバルであるドイツ御三家が輸入しているDセグメントワゴンが、いずれも全幅を1800mm前半に収めていることを考えれば、まさに待望の「全幅1850mm」と言えるだろう。

定評のある安全装備がさらに進化。正面衝突による事故リスクを低減

 定評のある安全性能についてもさらに磨きがかかった。日本における死亡事故の割合で30%以上(警視庁交通局、2017年のデータから)と、もっとも高い要因である正面衝突をケアするテクノロジーが新導入のものを合わせて3つ新型V60には備わっている。

・初採用「CITY SAFETY-対向車対応機能」 正面衝突が避けられない場合自動ブレーキを作動
・オンカミング・レーン・ミティゲーション 車線の逸脱をステアリング操作をサポートし防ぐ
・インターセクション・ブレーキ      右折時に直進車を検知すると自動ブレーキを作動

 これらは、ほかの先進安全装備と同様に全車に標準で装備される。

戦略的価格のプラグインハイブリッドモデルを用意

 グレード構成は4つ。2L4気筒直噴ターボを搭載するモデルが2種類で、標準グレード「V60 T5 Momentum」(499万円)と上級グレード「V60 T6 Inscription」(599万円)。
 そして、プラグインハイブリッドモデルが2種類、340馬力の「T6 TWIN ENGINE AWD」(749万円)と405馬力の「T8 TWIN ENGINE AWD」(819万円)だ。「T6 TWIN ENGINE AWD」は初登場となるグレードで、プラグインハイブリッド車を普及させるための戦略的な価格に設定したという。

 なお、ボルボ・カーズ・ジャパンは新型V60を対象にした走行距離無制限の新車5年保証を導入。より長く、安心して楽しめる環境を提供していく。

 プレゼンテーションにはボルボ・カー・ジャパン株式会社代表取締役社長の木村隆之氏に加えて、ボルボ・カーズ・セーフティ・センター・ディレクターのヤン・イヴァーソン氏、ボルボ・カーズ・USAデザイン部門シニアディレクターのT.ジョン・メイヤー氏も登壇した。


ボルボ V60 T5 Inscription(8速AT)

全長×全幅×全高 4760×1850×1435mm
ホイールベース 2870mm
トレッド前/後 1600mm
車両重量 1700kg
エンジン 直列4気筒DOHCターボ
総排気量 1968cc
最高出力 254ps/5500rpm
最大トルク 35.7kgm/1500-4800rpm
サスペンション前/後 ダブルウィッシュボーン/インテグラル
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 235/45R18

販売価格 499万円~819万円(全グレード)




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グーネットマガジン編集部

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