輸入車
更新日:2021.06.09 / 掲載日:2021.06.09
PEUGEOT 3008&5008 フランス製SUVの魅力を考える

文●九島辰也 写真●ユニット・コンパス
(掲載されている内容はグーワールド本誌2021年7月号の内容です)
問い合わせ:プジョーコール TEL:0120-840-240 URL:https://www.peugeot.co.jp
カーボンニュートラルが叫ばれるなか、マスコミは100%電気で動くBEVがゴールと信じ切っているが、そんなことはない。電力の供給事情は国によって異なるのは明白。発電能力が低い国はもちろん、日本だって発電方法やシステムにおいて将来的な明確な指針は出ていない。そこで、どうやってカーボンニュートラルを実行できるかが重要なカギとなる。
ということで、自動車業界では電動化は進んでいるがその方法はさまざまだ。ここでキャッチアップするプジョーも、新型3008からその戦略が見えてくる。内燃機関だけのガソリン車とクリーンディーゼル車、それと1.6Lガソリンエンジンと2つのモーターを組み合わせたPHEVをラインアップする。PHEVは高出力なことに加え、EVモードで64km走ることができる。 さらに弟分である2008にはBEVが追加された。つまり、さまざまな環境に見合ったカタチでのカーボンニュートラルに対応しようとしている。きっとこの先水素を含めe-Fuel車の登場もあり得るだろう。
それはともかく、今年1月にマイナーチェンジした3008だが、目玉は3つある。PHEVの追加とさらにスタイリッシュになったデザイン、それとADASと呼ばれる先進運転支援システムの進化である。
PHEVの追加は前述したとおり世界中のマーケットに向けての選択肢となる。高効率で高出力となれば先進国でのニーズは大きい。そして、これまでにない高級感を匂わせるデザインが目を引く。ドイツの高級ブランドに負けないオーラだ。少し近未来感の入ったデザインがそんな感じである。1955年に「宇宙船?」とみんなを驚かせたシトロエンDSに通じるテイストであろう。
ということで、他人とは一味違うSUVをお探しの方にこんなSUVをオススメしたい。近未来デザインと最新のADAS、それとパワーソースで、プジョーらしいスッキリしたスポーティな走りをご堪能あれ。3列シート希望の方は5008をオススメ!
3008 GT HYBRID4[ハイブリッド]

プジョー 3008 新車価格:397万6000円~565万円(全グレード)
写真では伝わりづらいが、内外装ともに個性的なデザインに包まれる。特に「i-Cockpit」と呼ばれるデジタル化されたダッシュボード周辺は、プジョーらしさいっぱい。小径ステアリングでキビキビした走りが楽しめるのが◎。

5008 GT BlueHDi[ディーゼル]

プジョー 5008 新車価格:460万円~501万6000円(全グレード)
3008のホイールベースを伸ばし、3列シート化したのが5008。大きすぎないサイズでの3列SUVは選択肢が少ないのでうれしい。また、走りは当然スポーティなのだが、ロングホイールベースで乗り心地はさらに快適だ。

現地でも売れている!

SUVをあまり好まないヨーロッパでも、プジョーの4桁シリーズは評判が高い。大きすぎないサイズとオシャレなデザインが広く受け入れられているようだ。本国フランスではパリ市内でもたくさん見かける。