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更新日:2021.08.20 / 掲載日:2021.08.20
新型「メルセデス・ベンツ Cクラス オールテレイン」発表 今年後半欧州で発売
メルセデス・ベンツ Cクラス オールテレイン
メルセデス・ベンツは現地時間8月18日、新型Cクラスオールテレインを発表した。9月にミュンヘンで開催される国際モーターショーでワールドプレミアを行い、今年後半にヨーロッパで発売予定となっている。
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オフロード走行も可能な“マルチタレント”
Cクラスオールテレインは、従来のCクラスエステートよりも約40mm高い最低地上高、4MATIC全輪駆動の標準装備、2つのオフロード走行モードを備えており、大きなホイールを装着することで、未舗装路の走行が可能。オフロードデザインとしては、特徴的なラジエーターグリル、専用バンパー、フロントとリアのシミュレーテッドアンダーライドガード、マットダークグレーのホイールアーチライニングなどを採用。さらに、このモデルには先日発売されたばかりの新型Cクラスのハイライトが数多く採用されている。効率的な4気筒エンジン、MBUX(Mercedes-Benz User Experience)インフォテイメントシステム、最新世代の運転支援システムなどだ。デジタルライト(オプション装備)には、専用のオフロードライトが含まれる。
オールテレインは、従来のCクラスエステートと比較して、寸法が若干大きくなっている。全長は4mm長くなり、トータル4755mm。ホイールアーチライニングを採用したことで、全幅は21mm拡大して1841mm。最低地上高が約40mm向上したことで、車高も1494mmになった。タイヤサイズは、225/55 R 17(7.5 J x 17 H2 ET 44.5ホイール)を標準とし、オプションとして245/45 R 18(8 J x 18 H2 ET 41ホイール)と245/40 R 19(8 J x 19 H2、オフセット41mm)が用意される。
オフロード性を強調する印象的なルックス
シングルルーバーのラジエーターグリルには、クロムメッキのトリムエレメントとセンタースターが埋め込まれており、フロントを特徴づけている。このモデルでは、フロントウイングとリアサイドウォールにマットダークグレーのホイールアーチライナーを採用。17インチから19インチまでの専用デザインのホイールが用意される。
インテリアは、ブラック、マキアートベージュ/ブラック、シエナブラウン/ブラックと、3つのカラーコンセプトから選ぶことが可能。インストルメントパネルには、シルバークロームの留め具とマットダイヤモンドシルクスクリーンのトリムエレメントが採用されている(他の仕上げも可能)。
オフロードモードを備えた「DYNAMIC SELECT」
オールテレインには、「ECO」「COMFORT」「SPORT」「INDIVIDUAL」に加えて、オフロード走行用の2つの「DYNAMIC SELECT」モードがある。OFFROADは、未舗装路や砂利、砂地などの簡単な地形向けに設計されており、DSR(Downhill Speed Regulation)を備えたOFFROAD+は、やや険しく急な地形に適している。DYNAMIC SELECTは、エンジン、トランスミッション、ステアリング、ESPおよび4MATICの特性を適合させるもので、ドライバーは中央ディスプレイの下にあるスイッチパネルのタッチ入力で、ドライビングモードを切り替えることができる。
最新世代の4MATICと電動化されたエンジン
オールテレインに標準装備されている4MATIC全輪駆動により、エンジンパワーの最大45%をフロントアクスルに、最大55%をリアアクスルに流し、困難な路面でもより高いトラクションと走行安定性が得られる。さらなる効率性の追求と9速オートマチックトランスミッションの採用により、4MATICドライブシステムがさらに進化した。また、新しいフロントアクスルドライブは、ドライビングダイナミクスにとって理想的な車軸荷重配分で、より高いトルクレベルを伝達することが可能になった。
オールテレインには、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの2種類が用意される。ガソリンモデルには、第2世代スタータージェネレーター(ISG)を内蔵した新しい4気筒ガソリンエンジン(M 254)が採用された。ディーゼルモデルにもマイルドハイブリッドが搭載されており、その4気筒エンジン(OM 654 M)には第2世代のスタータージェネレーターと48ボルトの電気システムが内蔵されている。