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更新日:2021.09.10 / 掲載日:2021.09.10

新型「シボレー シルバラード」発表 初代シルバラードZR2登場 2022年春米国発売予定

(左から)シボレーシルバラード ハイカントリー、ZR2、LT

(左から)シボレーシルバラード ハイカントリー、ZR2、LT

 シボレーは現地時間9月9日、2022年モデルとなる新型シルバラードを発表した。新型シルバラードはシボレーの新しいフラッグシップオフロードトラックであり、初のシルバラードZR2の登場となる。2022年春発売予定。

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シルバラードZR2の初代モデル

シボレーシルバラードZR2

シボレーシルバラードZR2

 初代シルバラードZR2は、シボレートラックのオフロードラインアップのフラッグシップモデルとなる。ZR2は、プレミアム・インテリア、最新テクノロジー、数々の標準安全装備、そしてオフロード性能を兼ね備える。

 ZR2のサスペンション・アップグレード、オフロード技術の向上、エクステリアの強化は、砂漠での走行やロッククローリングなど、オフロードでのパフォーマンスと能力を最適化するために開発された。一方で、日常的なドライビングの快適性と、他のシルバラードのオフロード・トリムと同等の積載量とトレイルリング能力をサポートしている。ZR2の最大積載量は1,440ポンドとなる。

 標準装備の6.2L V型8気筒エンジン(最高出力420ps、最大トルク460lb-ft)と10速オートマチックトランスミッションの組み合わせ。シルバラード初採用となるMultimatic 40mm DSSVスプールバルブダンパーを搭載。専用の33インチオフロード用MTタイヤを装着。また、バンパーのエンドキャップは取り外し可能で、石などのオフロードでの衝突に備えて交換しやすくするとともに、デュアルエグゾーストはリアバンパーの手前に配置することで、ダメージを軽減する。

進化したエクステリアデザイン

シボレーシルバラードZR2 2

 エクステリアは、すべてのトリムで新しいフロントフェイシアとグリルのデザインを採用し、ヘッドランプの位置を下げることで、シルバラードの力強さと安定性を強調。LTモデル以上では、2019年に導入されたウィング型のデイタイムランニングランプが見直され、車両への接近時、発進時、立ち去り時にアニメーションによる照明シーケンスが採用された。新型シルバラードのエクステリアデザインで変わっていないのは、耐久性と汎用性。高強度スチール構造は、89.1立方フィートの標準荷台容積を支えている。

 エクステリアカラーには、ダークアッシュ、サンドデューン、グレイシャー・ブルー・メタリックという3つの新色が用意された。

一新されたインテリア装備

 シルバラードでは、LTトリム以上のインテリアを刷新し、新しい素材を取り入れて、より広々としたプレミアム感のあるデザインとなった。

 新しいインテリアは、ドライバー志向のインストルメントパネルに根ざしており、13.4インチの水平方向のタッチスクリーンと、12.3インチのデジタルで設定可能なインストルメントクラスターが組み込まれ、キャビンの広々とした感覚を高めている。

 インテリアカラーはJet BlackとNightshift Blueの2色から選択可能で、標準装備のレザーシートには専用のステッチパターンを採用。Boseプレミアムオーディオシステム搭載のステンレス製スピーカーグリルがHigh Country、LTZに標準装備となる。

 インフォテイメントシステムはシチュエーションに合わせ、長く平坦な高速道路ではシンプルなレイアウトを、テクニカルなコースや交通量の多い場所ではより多くの情報を表示するなど、選択が可能。また、雪や氷、オフロードに備えて、選択したテレインモードに応じたビジュアルを表示することができる。

 さらに、LT以上のモデルには、Google built-in2を搭載。「ヘイ グーグル」と声をかけるか、ステアリングホイールの「Push to talk」ボタンを押すことで、車両の一部機能を操作することができる。

運転支援機能「スーパークルーズ」

  • ボレーシルバラードハイカントリー

    ボレーシルバラードハイカントリー

  • ボレーシルバラードハイカントリー 2

 新型シルバラードには、シボレーのピックアップとしては初めて、業界初のハンズフリー運転支援技術である「スーパークルーズ」が搭載される。スーパークルーズは、シルバラード・ハイカントリーに搭載され、米国およびカナダの32万km以上の道路で使用することが可能。

 スーパークルーズは、ドライバー・アテンション・システムや高精度のLiDAR地図データなど、多くの先進技術を採用。ドライバー・アテンション・システムは、ステアリング・コラムの上部に設置された小型カメラと赤外線ライトを用いて、スーパークルーズが作動している間、ドライバーがどこを見ているかを監視。ドライバーの視線が前方から長く離れていることを検知すると、ステアリング・ホイールのライトバーがドライバーに道路に注意を向けるよう促す。また、ドライバーの不注意が続いているとシステムが判断した場合には、目に見える警告や音でドライバーにハンドル操作の再開を促すというもの。

 スーパークルーズは、シルバラードでのトレーラー走行時にも使用することが可能。トレーラー走行時に発生する抵抗や制動距離の増加を考慮して、特定のキャリブレーションが設定されている。トレイルをしていないときは、スーパークルーズでレーンチェンジ・オン・デマンドや自動レーンチェンジも可能。

 新型シルバラードは、ハンズフリーでの牽引が可能であることに加え、最大8台のカメラを搭載したトレーラリング技術を備える。スーパー・クルーズのほかにも、車線変更時にトレーラーの長さを考慮した「トレーラー・サイド・ブラインドゾーン・アラート」や、トレーラー走行時にも使用できるよう「アダプティブ・クルーズ・コントロール」を強化するなど、トレーラー走行を考慮した運転支援機能を搭載している。

 新型シルバラードでは、6つのアクティブ・セーフティ機能を備えた「シボレー・セーフティ・アシスト」を全トリムに標準装備し、「フォワード・コリジョン・アラート」「レーン・キープ・アシスト(車線逸脱警告機能付き)」「自動緊急ブレーキ」「前部歩行者ブレーキ」「フォロー・ディスタンス・インジケーター」「インテリビーム・オートハイビーム」を搭載している。また、「HDリアビジョンカメラ」や「Buckle to Drive」などの追加安全装備は、ラインナップ全体に標準装備される。

シルバラードの推進力とパワー

シボレーシルバラードZR2 4

 新型車のラインナップは強化・合理化されており、まず2.7Lターボ高出力エンジンが大幅に強化された。2.7Lターボ高出力エンジンは、このクラスのベースエンジンの中で最も高いトルクを持ち、2輪駆動で9,500ポンドの最大トレーラー性能を発揮する。

 改良された2.7Lターボ高出力エンジンは、新開発の高剛性シリンダーブロックをベースに、約30%の剛性を持つクランクシャフトを採用。このエンジンは、完全に鍛造されたボトムエンドと、ディーゼルエンジンに採用されている技術を維持し、トラックの耐久性を実現した。

 これらの改良により、騒音を低減し、特に低中速回転域でのトルクを向上させるチューニングが可能になった。最大トルクは、現行エンジンと比較して20%以上向上した420lb-ft(569Nm)と推定される。また、2.7Lターボ高出力エンジンと組み合わされる8速オートマチックトランスミッションは素早いシフトダウンを実現し、必要に応じたパワーを引き出すことができる。

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グーネットマガジン編集部

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