輸入車
更新日:2021.12.15 / 掲載日:2021.12.15
「BMW i7」EVセダン プロトタイプのテストドライブ公開

BMWは現地時間の12月15日、純EVの高級セダン「BMW i7」のテストドライブの様子を公開した。BMW i7のテストは最終段階を迎え、世界の過酷なテストコースで電気モーター、全輪駆動、高電圧バッテリーの高負荷下でのチェックを受けているという。
2022年中に現地発売予定の電気自動車「BMW i7」

世界中のサーキットや公道で行われるホットリージョン試験と呼ばれるテストでは主に、高温、未舗装路、埃、大きな標高差などの状況下で電気モーター、全輪駆動、高電圧バッテリーの性能などが検証される。BMW i7のプロトタイプも、砂利道や砂漠、山間部など、さまざまな環境を走行しながら量産への道を進んでいる。同社は、BMW i7はほかのBMW 7シリーズのモデルとともに、2022年中に発売予定としている(日本導入には言及されていない)。
さまざまな国や暑い地域での耐久テストは、特に電気駆動システムをテストし、保護するために行われる。BMW i7のために開発された第5世代のBMW eDriveテクノロジーのコンポーネントは、高い外気温や太陽光、乾燥した条件下で連続使用された場合も機能することが実証された。
プロトタイプのための試験プログラムの中で、製品のライフサイクル全体を通じて量産車が直面する負荷がシミュレートされる。高感度な車載計測技術により、テストエンジニアは電気モーター、高電圧バッテリー、駆動制御、統合冷却システム、充電技術、エネルギーマネジメントの天候や路面からの影響に対するあらゆる反応を記録していく。
数万kmにおよぶテストプログラムには、長距離走行や高速走行、灼熱の中でのストップ&ゴーなどが含まれる。また、暑い地域の試験場では、特に標高差の大きい試験区間が選定され、電気モーターの温度挙動と全電動式BMW xDriveのトルク制御を、ダイナミックかつ長時間の上り坂での走行中に分析される。
駆動系への負荷をさらに高めるため山岳走行もテストプログラムに含まれ、高電圧バッテリーがEモーターに供給するピーク電力を連続的に供給できることを検証。また、スタート時にすでにフル充電されており、回収エネルギーを吸収できない状態でのテストも実施される。
そのほか、エアコンをはじめとする車載電子機器の性能や、内装に使用される素材の耐熱性など、高温地域でのテストは多岐にわたり、純電気駆動のBMW i7がどのような状況でも性能を発揮できるよう検証が進められている。


ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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