輸入車
更新日:2021.12.24 / 掲載日:2021.12.24
ロータス「エリーゼ」「エキシージ」「エヴォーラ」の生産を終了
ロータスは現地時間の12月22日、ロータス・エリーゼ、エキシージ、エヴォーラの生産が終了したことを発表した。現在の組立ラインは解体され、新型エミーラ生産の設備に置き換えられるという。
エリーゼ、エキシージ、エヴォーラ 最後の1台はヘリテージコレクションへ
関係者が「3つのE(three Es)」と呼ぶこれら3つのモデルは、26年間で合計51,738台が生産された。同社73年の歴史の中で、総生産台数のほぼ半分を占める台数となった。さらに、GMやテスラなど、ロータスのサードパーティクライアントのために作られたスポーツカーは9,715台にのぼる。
エリーゼ、エキシージ、エヴォーラの最後の車両は、ロータスのヘリテージコレクションとして保管されることになる。それぞれ、エリーゼは35,124台、エキシージは10,497台、エヴォーラは6,117台のうち最後の一台が対象。エリーゼは、イエローの「スポーツ240ファイナルエディション」、エキシージはヘリテージレーシンググリーンの「カップ430ファイナルエディション」、エヴォーラはダークメタリックグレーの「GT430スポーティバージョン」がコレクションに加えられる予定だ。
ロータス・カーズのマネージング・ディレクターであるマット・ウィンドル氏は、「お客様のおかげで、私たちの「3つのE」は、通常、生産中止となった長い歴史を持つクラシックカーにのみ許される、真のカルト的な地位を得ることができたのです。最後の数台に別れを告げながら、ヘセルの新しい工場とノリッチのサブアッセンブリー施設でのエミーラとエヴァイヤの生産を楽しみにしています」と述べた。
ロータス・エリーゼの車両設計を担当する、車両コンセプトの責任者リチャード・ラッカム氏は、次のように語った。「この3台が長年にわたって与えてきたインパクトは、技術的、構造的、そして動的な面でも目を見張るものがあります。もし4年前に私の最も誇れる瞬間を聞かれたら、迷わずエリーゼのシャシーと答えたことでしょう。しかし、数年後に登場するタイプ135から始まる私たちの新しい電動スポーツカーシリーズのための新しいプロジェクト、LEVAアーキテクチャによって、その座を奪われてしまいました。このプロジェクトは、ロータスのアーキテクチャーの頂点であり、テクノロジーゲームを大きく前進させたと言えるでしょう。楽しみなことがたくさんあります」。
ロータスが次に送り出すのは、新型ミッドシップスポーツカー「エミーラ」だ。昨年7月に発表されて以来、ワールドツアーを行ってきたこの車は、ロータス最後のガソリンエンジン車となる。ロータス初のEVハイパーカー「エヴァイヤ」に加え、春にはロータス初のSUV、オールエレクトリックの「タイプ132」が世界公開される予定となっている。
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ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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