輸入車
更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.03.08
新型フォルクスワーゲン「ID.バズ」インテリアにもツートンカラー

フォルクスワーゲンは、電気自動車の新型バン「ID.Buzz(ID.バズ)」および商用車仕様の「ID.Buzz Cargo(ID.バズカーゴ)」の3月9日(現地時間)のワールドプレミアを前に、インテリアのディテールなどについて明らかにした。
ボディカラーに対応しインテリアにもツートンカラーを用意


同モデルは、フォルクスワーゲンの名車「Bulli(ブリー、タイプII)」をモチーフとし、2017年のデトロイトモーターショーで反響を呼んだコンセプトカーが量産モデルとなって登場したもの。
ブリーからデザインが一新され、広々とした多用途のインテリアは、その配色とサステイナブルな素材、独創的なアイデアで印象的な室内に仕上がっている。5人乗りのID.バズでは、乗客全員を乗せても1,121Lの荷物スペースを確保。またバズカーゴでは、1列目シートの後ろにパーティションを装備し、3.9m3以上の容量を確保している。

ID.バズのボディカラーには、7種類の単色と4種類のツートンカラーが用意される。この白とフレッシュなカラーの組み合わせはインテリアにも受け継がれ、T1世代のスタイルを取り入れながら、現代的な解釈が加えられた。カラーは外装色に対応し、オプションでシートクッション、ダッシュパネル、ドアトリムにも反映させることができる。また、インテリアの各所を彩るのがバズモチーフで、車内を一目見ただけで目に入るポイントとなっているほか、ここに栓抜きやアイススクレーパーまで備えているという。



バズとバズカーゴの両モデルには、一貫してサスティナブルな素材を使用するなど、ブランドの環境と持続可能性への姿勢を表現している。例えば、本革やその他の動物由来の素材は一切使用せず、同様の特性や感触をもつ代替素材に置き換えられた。ステアリングホイールのリムはポリウレタン製だが、レザーのような上質な外観と手触りを実現している。そしてシートカバー、フロアカバー、ヘッドライナーには再生品から作られたリサイクル素材が使われている。
例えば、あるファブリックにはSEAQUAL糸が使用され、約10%の海洋プラスチックと約90%のペットボトルのリサイクル素材で構成されているという。これにより、同種の製品と比較して、二酸化炭素排出量を32%削減することが可能となる。そのほか、バズで初めて採用されたArtVelours ECO張地も、71%がリサイクル材で構成されている。