スクープ
更新日:2022.11.30 / 掲載日:2022.11.30

マツダ新型ロードスター2024年デビュー! 単なる電動化だけじゃない気になる中身

日本が誇るライトウエイト2シータースポーツのマツダ・ロードスター。現行型は2015年5月にデビューしたND型と呼ばれる4代目だ。2016年11月にはリトラクタブルハードトップのRFも追加されている。

デビューから7年が経過し、5代目となる「NE型」の情報が少しずつ出てきた。海外では現行型をワイドボディ&ワイドトレッド化し擬装したテストカーが目撃されており、開発も順調に進んでいるようだ。

気になるパワートレーンは、専用のFRプラットフォームである「SKYACTIVシャシー」の各部をブラッシュアップして継続採用し、多彩なエンジンを搭載できるようにフレキシブル化される可能性が高い。

搭載エンジンについては、現行型は仕向地ごとに適切なパワートレーンを展開するということで、1.5L直4のSKYACTIV-G、と2L直4のSKYACTIV-Gを搭載しているが、次期型ロードスターは、これらのエンジンを48Vのマイルドハイブリッドシステムを搭載し、厳しい世界各国の環境規制に対応する模様だ。

日本向けのオープンモデルへの搭載の可能性は低いが、「SPCCI」(火花点火制御圧縮着火)を採用した次世代ガソリンエンジンSKYACTIV-Xの2Lバージョンを北米や欧州向けに搭載することも考えられる。

マツダ「ビジョンスタディモデル」

マツダ「ビジョンスタディモデル」

エクステリアデザインについては、2022年11月22日に公開された「中期経営計画のアップデートおよび2030年の経営方針について」のプレゼンテーションの中で、マツダの次世代デザインを示唆する「ビジョンスタディモデル」が公開され、このエッセンスが5代目ロードスターに採用される。

「ビジョンスタディモデル」は、2ドアクーペデザインで、将来登場するであろうバッテリーEVの2ドアクーペのベースデザインと思われるが、現行型ロードスターよりもロングノーズ&ショートデッキで、ワイド化されたリヤフェンダーが特徴だ。よりコンパクトに絞り込まれたフロントグリルや、コンパクトなヘッドランプもスポーティさを高めている。

マツダはロードスターという、類まれな2シーターオープンスポーツを継続させるために、現行型の4代目では、フィアットと提携し、ロードスターをベースに「フィアット124スパイダー(日本向けはアバルト124スパイダーを販売)」を開発。2020年まで4代目ロードスターと混流生産を行っていた。

5代目ロードスターも、この「フィアット124スパイダー」と同じようなアプローチを取る可能性が高く、その提携先は日本の自動車メーカーの可能性もある。ロードスターだけの生産台数を考えると、マツダ工場の生産台数を高めなくては採算が取れない可能性が高い。

開発がスタートしたと噂されるトヨタ/スバルの「GR86/BRZ」や、さらにはダイハツからも、5代目ロードスターのプラットフォームや車体そのものを利用し、OEM車とは異なるオリジナルスポーツクーペが誕生するかもしれない。2024年中、後半頃が予想される新型5代目ロードスターの誕生に期待しよう。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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