スクープ
更新日:2023.09.28 / 掲載日:2023.09.28
MAZDA2がロータリーEV搭載で2024年にフルモデルチェンジへ!
4代目デミオとして2014年にデビューし、2019年に海外向けモデルのMAZDA2へネーミング変更したマツダのコンパクトカーであるMAZDA2。海外市場ではトヨタヤリスのOEM車を販売している地域もあるが、初代デミオから数えて通算5代目となる新型の情報をお届けしよう。
現在2024年中のデビューに向けて開発が進んでいる次期MAZDA2。なんと2023年9月に発表されたばかりのMX-30 Rotary-EVに搭載された、ロータリーエンジンを発電用エンジンとして搭載し、モーター駆動で走行するシリーズ式プラグインハイブリッドの「e-SKYACTIV R-EV」を搭載するという情報をキャッチした。
「e-SKYACTIV R-EV」は、コンパクトなロータリーエンジンの特性を活かして高出力モーター、ジェネレーターと同軸上に配置してモータールームに搭載。このコンパクトさはコンパクトカーであるMAZDA2にうってつけのパワートレーンなのだ。MX-30 Rotary-EVに採用されている1500Wの給電機能や普通・急速充電への対応も踏襲される可能性が高い。
MAZDA2のボディのコンパクトさを考えれば、ボディ下部にバッテリーを搭載したとしてもMX-30 Rotary-EVのEV走行距離107㎞を上回る可能性が高く、日常用途であれば十分な使い勝手を備え、さらにロータリーエンジンの発電によるロングドライブも可能になるのだ。マツダとして、この電動ユニットはICEからBEVへ移行していく間を繋ぐキーユニットとしており、量産効果を高めるためにも次期MAZDA2へ搭載する可能性が高い。
しかし、あくまで「e-SKYACTIV R-EV」はフラッグシップユニットで、普及グレードには1.5Lガソリンエンジン/1.5Lディーゼルエンジンも改良を行いつつ搭載される。また、車格的に近いSUVのCX-3はMAZDA2に統合される可能性もあり、その場合は次期MAZDA2にSUVモデルがラインアップされるだろう。
次期型のお披露目は2024年に入ってからで、10月開催のジャパンモビリティショー2023で公開される可能性は低いが、マツダ2024年ニューモデルの目玉として注目の一台だ。