スクープ
更新日:2024.06.12 / 掲載日:2024.06.12
3代目マツダCX-5は独自のハイブリッド搭載で2026年デビュー!
マツダは5月10日に2024年3月期の通期決算発表の中で、電動化に向けた進捗を報告。その中で、マルチ電動化技術を活用した商品として、コンパクト商品群に属するSUV・CX-5の次期モデルにマツダ製ハイブリッドを搭載する計画があることを公表した。その独自のハイブリッドについて情報をキャッチしたのでお届けしよう。
マツダのハイブリッド車というと、マイルドハイブリッド車を除くとラージ商品群のCX-60や間もなくデビューするCX-80も搭載するであろう2.5Lガソリンエンジンと8速ATの間にモーターを配置したe-SKYACTIV PHEVと現在日本へは導入されていない2.5Lハイブリッドを搭載するスモール商品群に属するSUV・CX-50だ。
CX-50は北米市場と中国市場で販売されており、2023年秋に追加されたハイブリッドモデルは、なんとトヨタ製だ。スマートエレクトリックハイブリッドと呼ばれ、2.5L直列4気筒エンジンと前後デュアルモーターの組み合わせで、e-AWDと呼ばれる電気式AWDを採用しているのだ。これは、トヨタにおけるRAV4やハリアーなどと同じシステムで、今後北米市場でも販売が開始される模様だ。
それでは次期CX-5に搭載されるマツダ独自のハイブリッドはどうなるのだろうか? それはCX-60などラージ商品群と同じエンジンとトランスミッションの間にモーターを配置するパラレル方式のハイブリッドとなるようだ。そしてAWDシステムもリヤモーターではなく、ラージ商品群と同じくプロペラシャフトを採用し、走破性を確保する。
CX-5はワールドワイドで販売されるマツダの中核モデル。今後、厳しい排出ガス規制などの施行もあり、電動化は必須だ。ハイブリッドの投入だけでなく、プラグインハイブリッドのラインアップにも期待したい。デビュー時期は、2026年が濃厚だ。