スクープ
更新日:2025.03.10 / 掲載日:2025.03.10
3代目にして完全フルモデルチェンジ。元祖BEVの日産リーフがクロカンクーペに!

ホンダとの共同持ち株会社設立交渉が破談となり、また最近、出資の受け入れ再検討というニュースが流れた日産自動車。確かに状況は大変なのだが、新車開発は粛々と進んでいる。その久しぶりのニューモデルとなるのは3代目となるバッテリーEVの「リーフ」だ。
初代モデルが2010年12月に発売を開始、2代目は2017年9月に登場し、現在に至る日産のバッテリーEV「リーフ」。2代目はプラットフォームのほか、フロントドアを初代モデルから流用するなど、開発費を抑えた内容だった。
しかし、2026年初頭にも発売開始の可能性が高い3代目は、プラットフォームを含め完全にブランニューとなる。ルノー・日産のアライアンスで開発されたミドルクラス向けのプラットフォームを採用。すでにルノーメガーヌや日産アリアで採用されているものだ。
バッテリーEVのモーターシステムもアリアのものを流用。前後2つの高出力モーターとブレーキの統合制御で駆動力をコントロールする電動駆動4輪制御システム「e-FORCE」もラインアップされる。さらにNISMOモデルも設定され、前後の駆動力配分が専用のものとなり、さらに高出力なモーターを搭載するはずだ。
エクステリアデザインは、2021年に公開されたコンセプトカー「Chill-Out」がベース。クーペスタイルの5ドアクロスオーバーで、現行型を全くことなるシルエットだ。フロントマスクやリヤコンビのデザインも、これまでのVモーションから抜け出した新しいデザイン言語を採用する。
まったくのブランニューとなる新型「リーフ」の進化度と昨今の経営不振を払拭するような仕上がりに期待しよう!