スクープ
更新日:2021.02.01 / 掲載日:2021.01.29
NISSAN アリア 実力大予想
スタイル優先にあらず。驚愕の走行性能に注目すべし
最上級は290kW超え、驚きのモンスターマシン
2020年の夏にワールドプレミアされたアリアも2021年に発売される。リーフに続く、ピュアEVとして、また初のSUVモデルのEVとして大きな注目を集めている。正式発売時に変更される可能性はあるが、グレード構成やスペックなども発表されている。 グレードは搭載するバッテリー&モーター、駆動方式の違いで4タイプを設定。最もベーシックな65kWhバッテリー搭載車のFFモデルで160kW/300Nm(218PS/30.6kg・m)、最も高性能な90kWhバッテリー搭載車の4WDモデルで290kW/600m(395PS/61.2kg・m)を発揮する。上位設定の90kWhバッテリー搭載車は、並みのガソリン車では太刀打ちできない高性能を誇り、さらに4WD車は前後に高性能モーターが配置されるツインモーター仕様となる。 ちなみに「e-4ORCE」と名付けられたツインモーター機構は、前後とも同格な役割が持たされる、いわば両方メイン2連装という仕組み。路面状況に応じて必要な駆動トルクをリアルタイムで4輪に伝えてくれる、走行安定性に貢献する最新技術の一つが採用されている。 先鋭的なスタイリングからも想像できるように、車格は上級モデル設定。キャビンの仕立ても上質感に富んでおり、所有欲も大いに満たしてくれそうだ。 発売時期は2021年中頃と明言され、価格も公的な補助金を利用した上で実質500万円からとアナウンス済み。90kWhバッテリー搭載車の最大航続距離は610kmとこれまでのEVを凌駕する性能を持つなど、本格EV時代の到来を告げるパイオニアになりそうな1台である。
【デビュー予想2021年7月】 NISSAN アリア
クーペライクなボディの割には開放的なキャビン空間。モノリス(一枚岩)形状の統合ディスプレイに情報を集約する、未来感溢れるレイアウトを採用するなど、従来のクルマのコックピット感覚とは大きく異なる印象だ。
4WD車のe-4ORCEは前後モーターが路面状況に応じて協調制御する仕組みを持つが、前後モーターは共に同格の大出力モーターという点がポイント。EVの未来を占う技術の一つだ。