スクープ
更新日:2021.06.22 / 掲載日:2021.06.22
マツダCX-5後継となる新型SUVはCX-50!? FRベースでPHEVを搭載へ!!

CX-50予想CG
2020年11月の第2四半期決算で、「プラグインハイブリッドを含む電動化技術を織り込んだLarge 系ハードウェア」の開発を表明したマツダ。この後、2021年6月に2030年に向けた新たな技術と商品方針を発表した。このLarge 系ハードウェアというのが縦型搭載のガソリンエンジンと電動化技術を組み合わせたもので、マツダの大型FRが久々に復活と大きなニュースが飛び込んできた。そしてこのプラットフォーム搭載の第1号車がミドルクラスSUV・CX-5の後継車となるCX-50という情報をキャッチしたので、そのスクープの詳細情報をお届けしよう。
マツダは2007年に内燃機関の刷新を含んだ「SKYACTIV TECHNOLOGY」を発表。その後、この技術を軸に2012年以降さまざまな新車を投入してきた。当初はアテンザ/アクセラ/デミオと呼ばれていた車種も「SKYACTIV TECHNOLOGY」を磨き込みながら、その車名もMAZDA6/MAZDA3/MAZDA2と世界共通の車名に変更され、CX-3/CX-5などのコンパクト/ミドルクラスSUVやCX-8/CX-9などの大型SUVも登場した。
LARGE群 SKYACTIVマルチソリューションスケーラブルアーキテクチャーガソリンエンジン 48Vマイルドハイブリッド
LARGE群 SKYACTIVマルチソリューションスケーラブルアーキテクチャーディーゼルエンジン 48Vマイルドハイブリッド
LARGE群 SKYACTIVマルチソリューションスケーラブルアーキテクチャーガソリンエンジン プラグインハイブリッド
そしてこの6月に具体的に発表されたのがラージ商品群用の縦置きパワーユニットだ。マツダは現在、「スモール商品群」向けの横置きエンジンを中心としたアーキテクチャと「ラージ商品群」向けの縦置きエンジンを中心としたアーキテクチャと区別している。横置きエンジンを中心としたアーキテクチャは、すでにラインナップされているMAZDA2/3/CX-3/CX-30/MX-30向けのもので、フロントエンジン/フロントドライブ(FF)のレイアウトにSKYACTIV-Xや24Vのマイルドハイブリッド、EVがすでに採用・販売されており、今後はロータリーエンジンを使用したレンジエクステンダーなどをラインナップすることが発表された。対して、ラージ商品群用の縦置きパワーユニットはその名の通り大型クラスの車種への搭載を想定したパワートレーンで、直列4または6気筒の縦置きガソリンエンジンまたは直列4または6気筒の縦置きディーゼルエンジンに48Vのマイルドハイブリッドを組み合わせたものと直列4または6気筒の縦置きガソリンエンジンとプラグインハイブリッドシステム(PHEV)を組み合わせた計3つの「ラージ商品群」向けパワートレーンが今回公開された。このほかに2025年以降に投入予定として、さまざまな車格やボディタイプのEVモデルに対応可能な独自のEV専用プラットフォーム「SKYACTIV EV専用スケーラブルアーキテクチャー」の導入がアナウンスされている。これら新パワートレーンを最初に搭載するのがCX-5の後継となる新型SUV・CX-50となる模様だ。
現行型CX-5
現行型MAZDA6
現行型CX-8
マツダはすでに新型SUVと思われる未発売の新商標を日本国内や海外で登録を進めており、現在発売されているCX-30を除けばCX-10/20/40/50/60/70/80/90という新車名が日本において商標登録されていることが確認できる。これらの新車名を冠した新型車すべてが日本市場で発売されるとは限らないが、CX-20はCX-3の後継車、CX-40は中国市場専用車のCX-4の後継車、CX-80はCX-8、CX-90は海外専売のCX-9の後継車として見て取れる。電動化されたFRプラットフォームの導入は2022年からとアナウンスされている。そのトップバッターとなるCX-50は現行型MAZDA3やCX-30から採用されたデザイン思想をまとってデビューするはずだ。CX-50のデビューは2022年春が濃厚。内外装ともに新世代となる新たらしいMAZDAの登場が今から楽しみだ。