スクープ
更新日:2021.12.23 / 掲載日:2021.08.30
スクエアなボディ採用で原点回帰のフルモデルチェンジ! 新型ステップワゴン2022年デビュー

新型ステップワゴン予想CG
オデッセイに続くホンダミニバンの第2弾として1996年5月にデビューしたステップワゴン。オデッセイが生産終了した現在、ホンダで唯一ラインナップされる箱型ミニバンだ。2015年4月にデビューした現行型で5代目を数えるが、すでにデビューから6年が経過しフルモデルチェンジの情報を入手したのでお届けしよう。
ステップワゴンは今まで、生産終了したオデッセイとともに埼玉県の狭山完成車工場で生産されてきた。この狭山完成車工場は2021年度に完成車生産を終了し、数年内に閉鎖されることが決定している。現行型ステップワゴンの生産は2021年内に終了し、2022年度から同じく埼玉県の寄居完成車工場で新型ステップワゴンの生産に入るとの情報をキャッチした。この寄居完成車工場はCR-Vやフリード、インサイトなどを生産している工場である。








6代目とのなるステップワゴンの特徴は、ズバリ原点回帰。1996年当時、ホンダが提案したコンセプト「クリエイティブ・ムーバー:生活創造車」を2022年版として再定義するようだ。当時の初代ステップワゴンはクリエイティブ・ムーバーの一つとして「ファミリー・ムーバー」として定義していた。新型のエクステリアデザインは、この初代や2代目ステップワゴンの直線的な箱型のエクステリアへと回帰する模様だ。スクエアボディを採用することで、取り回しのいいボディと使い勝手のいい室内空間を実現するという。

2015年4月デビュー5代目現行型ステップワゴン

5代目現行型ステップワゴンわくわくゲート

5代目現行型ステップワゴンわくわくゲート非装着車
現行型ステップワゴンで採用されている「わくわくゲート」については廃止されるようだ。テールゲートを手前に開く横開きと従来通りの後方全開きを両立させたこの機能は、アイデアこそ秀逸で、狭い場所での荷物の出し入れについては優秀だったのだが、テールゲートが重くなりテールゲート全体の開閉はかなりの力が必要だった。モデルライフの途中で「わくわくゲート」レス仕様が追加されるなどホンダ自体もいろいろ悩んだようである。新型ではシンプルに後方全開きのみとなる模様だ。

新型ヴェゼルの「e:HEV」4WDモデル

1.5L直4ターボエンジン
パワートレーンについては現行型のステップワゴン・スパーダやモデューロXに搭載されている2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」が引き続き搭載される。この「e:HEV」は、2021年8月にデビューした新型シビックへ2022年に追加予定の最新版の「e:HEV」になる模様。現在、「e:HEV」はステップワゴンやアコード、CR-Vのエンジン排気量は2L。フィットやインサイト、新型ヴェゼルのエンジン排気量は1.5Lになっている。排気量はどちらになるか現時点で不明だが、モーターの出力向上やバッテリー性能の向上した新型「e:HEV」が搭載されるのは間違いない。従来型の1.5Lターボエンジンについては、廉価モデルに残される可能性もある。
道具感満載の初代や2代目が好きだった方はもちろん、今どき珍しいスクエアなスタイリングのミニバンを探していた人にとっては、ピッタリな1台となるに違いない6代目ステップワゴン。続報を入手したらさらに詳細なスクープ情報をお届けする予定だ。