スクープ
更新日:2022.04.01 / 掲載日:2021.11.17
2022年末デビュー ミニバン王者トヨタアルファード遂にフルモデルチェンジ!!

トップオブミニバンのトヨタアルファードが2022年末にフルモデルチェンジを行うという情報をキャッチした。当初は2021年末から2022年前半のデビューが予想されていたが、昨今のコロナウィルス感染症拡大による自動車半導体部品不足などの理由により、約1年フルモデルチェンジが遅れる模様だ。現行型の3代目アルファードは2015年1月にデビュー。4代目の新型アルファードは7年ぶりにフルモデルチェンジすることになる。
ネッツ店専売として2代目からラインナップされているヴェルファイアは残念ながら新型アルファードとともにデビューする可能性が低く現行型で終了になりそうだ。


予想CGの通り人気の現行型に近いキープコンセプトのスタイリングになる可能性が高く、プラットフォームはTNGAを初めて採用する。このTNGAの中でも「GA-K」と呼ばれるプラットフォームを使用。この「GA-K」プラットフォームはカムリやRAV4、ハリアーで使用されているもので、レクサスでは新型NX、日本未導入で北米専用のミニバン・シエナやSUVのハイランダーにも採用されている。現行型アルファードもデビュー以来改良が重ねられ、安定したハンドリングを実現しているが、TNGAの売りである低重心・低全高のプラットフォームによりハンドリングがさらに改善され、気持ちいい走りも手に入れる。

幅広いサイズの車種に採用されている「GA-K」プラットフォームだが、新型アルファードは北米専用ミニバン・シエナとほぼ同じ3000mmオーバーのホイールベースを採用する模様だ。パワートレーンについても「GA-K」プラットフォーム採用以降に搭載されているA25A-FXS型2.5L直4ダイナミックフォースエンジンとTHS2というハイブリッド(FFと4WDのE-Fourを設定)を主軸に2.5L直4の自然吸気ガソリンエンジンをラインナップ。現行型に搭載され、そのパワフルな走りで人気のある3.5V6エンジンは新型レクサスNXから搭載されたT24A-FTS型2.4L直4ターボエンジンに置き換わる。現行型の3.5LV6は301PSを発生するが、T24A-FTS型もNXに搭載された状態で279PSを発生。燃費性能も改善されるはずなのでV6から直4への変更はメリットの方が大きいはずだ。

さらに大きなニュースとなるのがレクサス版アルファードであるLMシリー−ズの導入だろう。現在は中国市場専用モデルではあるが、新型アルファードベースで日本でも発売される。時期的には2022年末の新型アルファード導入から半年から1年遅れになる模様だ。パワートレーンは新型アルファードと同一ながら内外装で差を付けてくるはず。現行型レクサスLMもトヨタ車体によって生産されており、日本発売のハードルは限りなく低い。LMの登場で大型ミニバンの勢力図がどう変わるのか? 同時期には日産エルグランドのフルモデルチェンジも噂されているので今から楽しみだ。