新車試乗レポート
更新日:2018.11.24 / 掲載日:2006.03.20
日産 エクストレイル 試乗レポート(2006年03月)
日産 エクストレイル 試乗レポート
試乗
【フルモデルチェンジ】
発表/2013年12月11日
発売/2013年12月16日
日産 0120-315-232(2013年12月)
■外観のイメージは変わったが走破性やタフな機能は正常に進化
SUVのなかでもタフな使い勝手を実現する本格派として定評を得てきたエクストレイルがフルモデルチェンジを受けた。これまでのモデルが支持されてきただけに、優れた悪路走破性やタフギアとしての機能など、本来的なよさを継承しつつ進化させてきた。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 松下 宏
外観デザインは従来のモデルに比べると乗用車的な感覚が強くなった印象。やや軟派なイメージになったことに対しては賛否もあるようだ。またコモン・モジュール・ファミリーによってアメリカのローグ、ヨーロッパのキャッシュカイといっしょに開発されたためか、ボディ全幅が1800mmを超えたのはやや残念な部分。日本ではなんとか1800mm以内に収めてほしかった。
搭載エンジンはディーゼルが廃止されて新開発の2Lの直噴仕様のみになり、新世代のエクストロニックCVTと組み合わされている。ターボの付かない自然吸気エンジンながら、比較的軽く作られたエクストレイルを走らせるには十分な実力。とくに力強い走りではないが、動力性能に不満を感じるシーンはなかった。
CVTはマニュアルモードのない仕様だが、フル加速のときなどは段を刻んで加速する制御が入っていて、CVTにありがちなエンジン回転と加速の違和感のない走りを実現している。走りの実感のあるCVTだ。
エクストレイルには特設コースでも試乗したが、走破性の高さは相変わらず。しかも今回のモデルではエンジンブレーキやスタビリティアシストなどの新しい電子制御が加わって、より安定した走りが得られるようになった。防水ラゲッジなど、使えるギアである点も変わらない。
■インテリア/エクステリア写真[1]
インパネの中央から鳥がウイングを広げたような広がり感のあるデザインを採用したのびやかな内装デザイン。
新開発MR20DD型エンジンは108kW(147ps)/207N・m(21.1kg m)を発生する。競合車に比べて遜色のない実力だ。
タイヤは225/65R17サイズ。試乗車には、燃費にも優れる横浜ゴムのジオランダーが装着されていた。
■インテリア/エクステリア写真[2]
シートをはじめとして、フロアやラゲッジボードなどはアウトドアでの使用に適した防水仕様とされている。
オールモード4×4iはコンソールに設けられたダイヤル式スイッチで2WD、4WD、LOCKの切り替えが可能となる。
リヤクォーターの部分には、「X」の文字をモチーフとしたデザインがDピラーと融合して取り入れられている。
20Xエマージェンシーブレーキパッケージ3列車(CVT)
全長×全幅×全高 | 4640×1820×1715mm |
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ホイールベース | 2705mm |
トレッド前後 | 1575mm |
車両重量 | 1570kg |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量 | 1997cc |
最高出力 | 147ps/6000rpm |
最大トルク | 21.1kg m/4400rpm |
JC08モード燃費 | 15.6km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前後 | Vディスク |
タイヤ前後 | 225/65R17 |
バリエーション&価格
20S | 225.96万円 |
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20X | 224.91万円~259.77万円 |
エクストリーマーX | 264.915万円~279.72万円 |