新車試乗レポート
更新日:2018.11.10 / 掲載日:2011.12.22
ボルボ V70 試乗レポート(2011年12月)

ボルボらしさに磨きをかけた正統派エステート

スタイリッシュなデザインのS60/V60がボルボの新しい一面だとすれば、このV70はまさにトラディショナル。「Versatility(多様性)」の頭文字を車名に戴くボルボ・エステートの正統派であり本流だ。そんな重要車種のV70ではあるが、モデルチェンジによる車格アップとそれにともなう価格上昇が売り上げ的に逆風だったのは事実。
しかし、今回のビッグマイナーチェンジによって、そんな状況が一変するかもしれない。
今回の改良の大きなポイントは、ひとつにエンジンラインアップの変更とそれに合わせたグレード体系の一新にある。その旗手となるのが、1.6L直4ターボを搭載するDRIVe。180馬力を発揮するこのユニットは、小排気量ならではの低燃費と環境性能が自慢。
エコロジーであることは、同時にエコノミーでもあって、エコカー減税の対象車として約20万9000円の減税措置が受けられる。
ボルボといえば、安全技術への飽くなき探求が知られているが、その最新の成果がV70にも採用されている。代表は「シティ・セーフティ」と「ヒューマン・セーフティ」という2種類の自動ブレーキシステム。これらによって、自動車事故の大きな要因である前方不注意をカバーできるという。
車両に搭載されたレーダーやカメラの情報を解析することによって、衝突を回避、もしくは衝突によるダメージを軽減する。これらをセットにしたセーフティ・パッケージは、T6 AWD TEに標準装備で、それ以外のモデルでは25万円のオプションとして提供している。
注目される1.6Lエンジンだが、ドライバビリティについても必要にして十分。デュアルクラッチ式ATとのコンビネーションによって、2トン近い車体をスルスルと加速させる。そのたおやかな乗り味は、ハイパワーモデルとは違った意味での気持ちよさで、むしろ好ましいとさえ感じられた。
文と写真●GooWORLD
問い合せ ボルボ・カーズ・ジャパン TEL:0120-55-8500
Detail Check
コックピット
コックピット
ダッシュボードのデザインがリニューアルされ、カーナビも一新。画面の位置は視線移動の少ないポジションで、ステアリングのスイッチを使う操作も直感的。操作系の使いやすさは当然安全につながる。
インテリア
インテリア
サイズの大きなシートは、形状から想像されるとおり座り心地のよいもの。リヤシートは使い勝手に優れる3分割式で、足元のスペースも広々。
ラゲッジスペース
ラゲッジスペース
V70のバーサティリティがもっとも発揮されるラゲッジルーム。パワーテールゲートによる利便性はもちろん、直方体に近い荷室形状によって抜群の収納力は大きな魅力だ。
エンジン
エンジン
もっとも排気量の小さい1.6L直4ターボでも十分なドライバビリティを発揮。このエンジンは環境性能に優れ、平成17年排出ガス基準75%低減レベル(4つ星)を達成している。
主要諸元:ボルボ V70 T5 SE(6速AT)
全長×全幅×全高 | 4825×1890×1545mm |
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ホイールベース | 2815mm |
トレッド前/後 | 1590/1585mm |
車両重量 | 1730kg |
エンジン | 直4DOHCターボ |
総排気量 | 1998cc |
最高出力 | 240ps/5500rpm |
最大トルク | 32.6kg m/1800~5000rpm |
サスペンション前/後 | ストラット/マルチリンク |
ブレーキ前後 | ディスク |
タイヤサイズ前後 | 225/50R17 |
全国メーカー希望小売価格(発表・発売 2011年10月)
V70 DRIVe(6速AT) | 449万円 |
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V70 T5 SE(6速AT) | 499万円 |
V70 T6 AWD TE(6速AT) | 699万円 |
Body Color
■シルバーメタリック ■ブラックサファイヤメタリック ■カスピアンブルーメタリック ■パッションレッド □アイスホワイト ■ビアリッツブルーメタリック ■マジックブルーメタリック ■ケイバーグリーンメタリック ※ほか6色あり |