新車試乗レポート
更新日:2018.12.02 / 掲載日:2015.12.25
フィアット 500X 試乗レポート(2015年12月)
フィアット 500X 試乗レポート
試乗
【ニューモデル】
発表/2015年9月29日
チャオ・フィアット 0120-404-053
文●九島辰也 写真●編集部
■強力なキャラにも負けない使い勝手のよさ
■ドライビング/ユーティリティ
Report 九島 辰也
キャラクターは2種類“シティルック”なポップスターとポップスタープラス、それと“オフロードルック”なクロスプラス。
そしてこれらがグレード名としてカタログ表示され、それぞれの装備を持つ。ポップスターと同プラスは前輪駆動で、オフロード色のあるクロスプラスは4輪駆動というように。もちろん、4輪駆動は本格的なオフロード用ではなく、滑りやすい路面で後輪も動かすといったものだ。エンジンはキャラは違っても同じ。1.4L直4ターボが搭載される。それぞれの性格に合わせ、140馬力と170馬力というように馬力とそれを伝えるトランスミッションが異なる。
もちろん、装備は最新。アイドリングストップ機構は当然のこと、カメラとレーダーセンサーで前方のクルマとの衝突を軽減し、車線からのはみ出しをドライバーに警報したりする。それとあると便利なリヤパーキングカメラも装備する。
走りは思ったよりもしっかりしていて、コーナリングでもふらつかずにガッチリ路面をホールドする。そのときキャビンが外側へ沈み込むことはなく、フラットに保たれるのも美点だ。
それに乗り心地がいいのも際立った。路面状況にもよるが滑るように走る感じは絶妙である。デザインに目を奪われがちだが、走りのクオリティも高いことに驚かされた1台である。
■インテリア/エクステリア写真[1]
フィアット500のテイストを残しながらの新デザインはオシャレ。ハンドル位置は右のみという設定。操作系は機能的にレイアウトされ、運転席からの視界も良好だ。
ポップスターにはファブリック、それ以外はレザーシートという設定。前席のレザーシートにはシートヒーターも同時に装備される。定員は5名で、リヤセンターにもヘッドレストは装着される。
■インテリア/エクステリア写真[2]
エンジンは1種類で出力が異なる。ギヤボックスはFFが6速デュアルクラッチ、4WDが9速AT。
セカンドシートを畳むとかなりのスペースが生まれるのがSUVの特徴。実用性は高い。脱着式トランクカバーは前グレードに標準装備。
ボディ同色のサイドミラーカバー、リヤルーフスポイラー、クロームのエキゾーストパイプなどは全グレード標準装備となる。ただホイールはポップスターが17インチ、それ以外は18インチだ。
フィアット 500X ポップスター(6速AT)
全長×全幅×全高 | 4250×1795×1610mm |
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ホイールベース | 2570mm |
トレッド前/後 | 1545/1545mm |
車両重量 | 1380kg |
エンジン | 直4ターボ |
総排気量 | 1368cc |
最高出力 | 140ps/5000rp |
最大トルク | 23.5kg m/1750rpm |
JC08モード燃費 | 15.0km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | ストラット |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 215/55R17 |
価格
フィアット 500X | 286万2000円~334万8000円 |
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