パーツ取付・交換
更新日:2018.10.22 / 掲載日:2018.10.22
タイヤ交換の際のホイール洗浄の重要性と方法
タイヤも交換作業をしていると、予想以上にホイールが汚れていることに気付くことがあります。このような汚れの原因や、本格的な洗浄方法について、詳しく知らない方も少なくないかもしれません。そこで今回は、ホイールが汚れてしまう原因と、洗浄することの重要性、洗浄方法について解説します。
タイヤホイールが汚れる原因とタイヤ交換時にホイール洗浄することの意味・重要性とは
タイヤホイールには、鉄製のものとアルミ製のものがありますが、いずれにしても時間の経過とともに、否応なく黒く汚れてきます。ホイールが汚れてしまう最大の原因は、走行のたびに使用するブレーキ操作に伴う、ブレーキパットのすり減り粉塵、いわゆるブレーキダストです。ブレーキダストは、放置してしまうことで、汚れが落ちにくくなる頑固な汚れです。後々のメンテナンスのためにも、タイヤ交換時にきれいに洗っておくようにしましょう。また、ブレーキダスト以外にも、冬の季節などに使われることが多い、融雪剤が付着していることもあります。これは、金属の腐食を進行させる要因にもなるため、ホイールを長持ちさせるためにも、きちんと洗浄をしておくことが大切です。
タイヤ交換時のホイール洗浄に必要な道具とやり方・方法・流れ
普段から、洗車時にマメに洗浄していればそれほど手間はかからないものですが、徹底的に裏面まで洗浄をするなら、タイヤ交換時に併せて実施するのが一番効率的です。タイヤ交換時のホイール洗浄に必要な道具をはじめ、ホイール洗浄の方法や流れについてみていきましょう。準備して欲しい道具は、ネットやカー用品店で購入可能なボディー用カーシャンプーと、ホイール洗浄専用ブラシorスポンジ、ホイールクリーナー、さらに念のため、細かいところを磨くことのできる、使い古しの歯ブラシがあると良いでしょう。また、洗浄した後に塗布することで、汚れ付着の防止や、汚れの除去を容易にするコーティング剤も市販されていますので、利用を検討してみてください。なお、手入れの順序については、鉄製ホイールもアルミホイールもそう変わらず、以下の手順で行っていきます。
1.カーシャンプーで予備洗浄
2.ブレーキダストを専用クリーナーで落とす
3.乾いた柔らかめのタオルなどで水分をしっかりと拭き取る
4.コーティング剤を塗布して仕上げ
ただ、クリーナーの中には研磨剤が使用されている、クレンザーのような商品もありますので、材質的に柔らかいアルミホイール洗浄の際は、使用するケミカルのチョイスは十分に留意しましょう。
タイヤ交換時のホイール洗浄後の保管方法について
冬用タイヤを交換した際など、外したタイヤホイールをきれいにしたのち保管する際は、大きなビニールのごみ袋などで包み、湿度が一定かつ直射日光の当たらない、ガレージなどで保管をするようにしましょう。タイヤ交換時のホイール洗浄は、確かに美観保持の意味もありますが、外したホイールを長期間にわたって保管する場合では、腐食や傷の防止にもつながるため、是非、実施をしてください。タイヤやホイールの劣化を防ぐためにも、洗浄をしっかり行い、汚れを落とすことが重要になります。タイヤ交換時には、ホイールの外側だけでなく、内側も洗浄することができるため、積極的に洗浄をするようにしましょう。