パーツ取付・交換
更新日:2018.10.22 / 掲載日:2018.10.22

タイヤ交換と経過年との関係性とは

タイヤ交換の時期を考える上での一つの目安として、経過年数(使用年数)があります。今回は、タイヤを新品に交換後、通常どれほどの年数で交換時期がやってくるのか、古いタイヤを使い続けているとどんなリスクが出てくるのかなど、タイヤ交換と経過年との関係性について解説していきます。

タイヤ交換の目安とされる年数はどれくらい?

一般的にタイヤ交換の目安とされているのは、4年~5年とされています。しかし、タイヤの劣化は、車の使用状況や環境状況によっても変わってくるため、安全のためにも、2年~3年ほどで交換をする方もいるかと思います。タイヤは車で使用されている様々な消耗品類の中でも、特に耐用年数が長く、強度も高いパーツの一つですが、その素材であるゴムは経年によって劣化を免れないため、通常5年経過したタイヤは、継続使用可能であるかについて、専門家によって点検を受けるべきだとされています。そして、残溝があり、外見的にキレイで問題ないように見えても、製造から10年を経過したタイヤは素材劣化が考えられることから、新品タイヤに交換すべきであるとタイヤメーカーからも呼び掛けられています。

経過年数(使用年数)が長いタイヤにはどんな危険性が考えられるか

単純に経過年数(使用年数)が長ければ長いほど、タイヤの劣化が進んでいると考えられます。経過年数も長く、走行も多いようであれば、タイヤの残溝も少なく、また、経年によるタイヤそのものの劣化が進んでいると考えられます。このような場合、タイヤの性能も低下していることから、スリップなどの症状が出る危険性や、場合によっては突然のバーストなどを引き起こす危険性もあると言えるでしょう。タイヤがスリップしてしまう原因となる残溝の減少は、目視によって簡単に見分けがつくため、状況に応じてすぐにタイヤ交換をすることができますが、経年によるタイヤの老朽化については判別するのは困難です。見た目には問題ないように見える状態のタイヤであっても、5年以上経過しているタイヤの場合、ゴムの劣化が進んでいるケースも考えられ、何らかの不具合をはらんでいる危険性があると言えます。

経過年数(使用年数)よりも大切なタイヤ交換の目安とは

タイヤの劣化の進行度合いは、走行状態や使用環境、またメンテナンスの有無などにより、ばらつきがあります。走行距離も少なく、舗装された道などをメインに走っているようであれば、例えば、6年、7年、8年といった経過年数でもタイヤ交換をすることなく使用している方もいらっしゃるかもしれません。それとは逆に、走行距離も多く、過酷な環境下で使用されているタイヤであれば、1年や2年という短い年数でもタイヤの劣化が見られることもあります。このように、経過年数(使用年数)はあくまでもタイヤ交換の一つの目安にすぎません。経過年数よりもタイヤ交換の目安として大切なのは、スリップラインはもちろんのこと、ひび割れや亀裂などの症状など、タイヤを目視で確認し、明らかに劣化が見られた場合が交換の優先順位のサインと言えます。新品のタイヤに交換したばかりだから、あるいは、交換してまだ1年しかたっていないから大丈夫というものではなく、必ずタイヤを確認して交換の判断をするようにすることが大切です。経過年数はあくまでもタイヤ交換の目安の一つであり、実際のタイヤの状況によってタイヤ交換をするかどうかを判断することが大切です。また、新品のタイヤに交換してから、多くの年数が経過している場合は、見た目では問題なさそうであっても、専門家にタイヤの状態を確認してもらうようにしましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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