パーツ取付・交換
更新日:2018.10.22 / 掲載日:2018.10.22
ドライブレコーダーの正しい取付け位置とは?保安基準を満たす設置場所について解説
ドライブレコーダーは、最近ニュースや新聞などで注目されていますが、実際に購入して導入しようとしても、初めてでは中々取付け方法が分からないという方も少なくないと思います。特にドライブレコーダーの取付位置はどこがいいのかと悩まれている方も多いでしょう。
そこで今回は、ドライブレコーダーの正しい取付位置について解説していきます。
ドライブレコーダーの取付位置にはどこがある?
ドライブレコ―ダーの取付位置は、一般的にはルームミラーの裏側に設置するケースが多くあります。ルームミラーの裏側以外にも、フロントガラスの下部などに設置するケースも存在しますが、いずれにしろ自動車運転時にしっかりと視界が確保できる位置に設定することが重要です。
ドライブレコーダーを取付けると違反になる位置とは?法律・保安基準はある?
ドライブレコーダーの設置位置は、道路運送車両の保安基準によって定められており、実際、以下のように詳細な設置位置条件が規定されています。
・車室内後写鏡(バックミラー)により遮蔽される前後ガラスの範囲
・ガラス開口部の実長20%以内の範囲
・ガラス下部より車体と平行な部分から実長150mm以内の範囲
上記をかみ砕いて説明すると、フロントガラスの上下20%以外の場所と、運転時の視界を大きく妨げる位置に設置することが禁じられています。そのため、保安基準から大きく外れている場合は車検の通過などに影響が出てきてしまう可能性があります。
安全な走行を確保するためにも、法令を遵守し、適切な位置にドライブレコーダーを設置するようにしましょう。
ドライブレコーダーの取付位置を決める際のポイントとは?
ドライブレコーダーの取付位置を決める際のポイントとしては、
・ドライブレコーダー自体の性質
・ドライブレコーダーの映像の位置
・運転時の状況
を考える必要があります。
まず、ドライブレコーダー自体、ダッシュボードに設置するものやフロントガラスに設置するものなど、いくつか種類が分かれています。そのため、自分の買ったドライブレコーダーがどの位置に適しているかを確認しておくことが必要です。
また、ドライブレコーダーを設置する際には、録画したい範囲を決めておくことも重要です。ドライブレコーダーの設置角度によって、記録される映像の範囲が変化するためです。上下角度や前後角度を調節し、実際にテスト走行をして録画した映像を確認したり、画面で映像を確認しながら、自分が記録したい画になるように調整しましょう。
さらに、運転時にドライブレコーダーが邪魔で運転の精度が落ちてしまっては、事故やトラブルの原因になります。例えば、フロントガラスに設置するタイプの物でもガラス下部に設置した場合、椅子の高さなどが合っていないような状況においては、運転時にドライブレコーダーの存在が邪魔となる可能性があります。
そのため、ドライブレコーダーを設置した際に、運転時の邪魔にならないかをきちんと確認しておくことが大切です。
まとめ
ドライブレコーダーの設置位置には保安基準が明確に決められており、その基準を満たさない場合、思わぬ事故につながってしまうこともあり得ます。しっかりと保安基準を満たしつつ、記録したい画が撮れるようにドライブレコーダーを設置するようにしましょう。