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故障・修理
更新日:2019.02.13 / 掲載日:2019.02.13

スバルサンバーを懐走仕様! 懐走仕様!

SUBARU Sambar  V-KV3[1995]SUBARU Sambar V-KV3[1995]

サンバーはフルキャブ仕様のため、フロントサスペンションの真上に人が鎮座している。故に乗り心地の悪さに繋がるのだが、シート交換をすると座面が上昇して乗降しにくくなるのが欠点。そんな時たまたま見つけた積載車に付けられていたかっこいいシートカバー。これが乗り心地まで改善してくれたのだ。

見た目バケットシート。突き上げ減少。いいことだらけ!

 FHIサンバーの唯一の欠点があるとすれば、フルキャブ仕様なのでフロントサスペンションの真上に座っていること。運転手はサスペンションの突き上げ挙動に悩まされるのだ。
 ユーザーはあれこれ考えるが構造は変えられないので、シート交換にたどり着く。特に現役赤帽車両など、長距離が多いユーザーもたくさんいるが、高額になるシート交換と、座面が上がるドラポジの変化を嫌っている人も多い。
 安価なクッションやタクシードライバー御用達の玉すだれクッションなどが使われているのが現実だ。
 自分も普段は低反発クッションだが、軽自動車は座面長が短く太もも半分くらいしかシートに接地していないために体が揺れるのがつらい。そんな時知人から積載車のシートを見せられ「これいいよ、気がついたら疲れてないから」というものがコレ。見た目はバケットシートのようで、ちょっとかっこいいし、値段を聞いて即導入。
 トリコローレという、革製品のドレスアップパーツを作っているメーカーが、手軽にシートをドレスアップしながらもホールド性を高めて、体にかかる重さを分散させてくれるという「ドライビングサポートクッション・未来シート」でスタイルは2種類(WEB参照)ある。
 装着は5分とあるが、サンバーの場合シート下に手を入れる隙間が全くないためにシートを一度外し、ヘッドレストから被せた本体をシート下でフック固定。 座面がずれないように背もたれとの部分に裏通しで押さえるプレートがある。
 早速試乗開始でドラポジが若干変わった。腰のあたりのホールドがよくなり、ワンノッチ前に出した。市街地の繋ぎ目や工事箇所を狙って走ってみたが、わずかな座面の厚さでありながら、突き上げる時のゴツッのゴが座面に直接来ないのだ。すでに1000キロほど走っているが、高速道路の繋ぎ目など、音はするものの気にならなくなった。
 これは使用している「超弾高密度スポンジ」が効いているのだろう。そしてポジションの変化が少なくなり、尻の痛みなどもなくなっていると思われる。そして洗濯できちゃうところが二重丸!


体が全面サポートされるように作られた表皮部分。とにかく見た目がカッコイイ。随所に凹み(黒)が作られていて、体重がかかった時に柔軟に変形するようだ。青い表面はメッシュ状で触感はサラッとしてる。

裏面はベロア生地でシートとの抵抗を高めてズレないような工夫がされている。ベルトはゴムで作られているので、どんなクルマにもフィット。座面後部のリング状の部分がズレを防ぎ確実に固定できるのもポイント。

高弾力スポンジが包まれた全体は約30ミリで押しただけでは分かりにくいが割と硬め。この厚さならポジション変化は少ないだろう。

メッシュとの段差は10ミリほどで、装着するまでは単なるシートカバー程度にしか感じられないのだが、このあたりがノウハウらしい。

KVもTVも座面が短かく角度調整ができないので、太ももの前側にどうしても隙間ができてしまう。ここが疲労の第一原因だ。

普段使用の低反発シートは太ももが密着してくれるのでありがたいが厚みが結構あるので、ドラポジが変わってしまうのが難点。

TVのシートを外して前側フックの取り付けを確認。

すると、底板の空気穴がちょうどイイ位置に左右対称で開いていたので利用した。

KVのシートは底板代わりの波スプリングがあったのでそこを利用して前フックを固定。

どちらも座面長はほぼ同じだった。

TV装着後の後ろ姿。黒い部分がイカのヒレのようにも見える。この部分のサポートは全く期待できないということだ。

KV装着後の後ろ姿。もともとシートバックが短いので黒い部分が多く見えるのが残念。腰まわりのホールドはかなり期待できそうだ。

シートが一回り大きく感じるくらいKVはドレスアップ要素も満点。ゼフィロスよりもエウロスの方がデザインはマッチするかも。

TVはいろいろブルーにしているので、フィット感抜群。ぱっと見バケットで7,200円(税別)はドレスアップだけとしてもイイぞ。

座面との繋ぎ目はこの樹脂プレートが柔軟い対応してズレを防いでくれる。かなり乗り降りしたがズレはほぼなしだった。

TVはシートアジャスターが若干当たるので、位置変更なしならそのままでも問題ない。若干曲げておくと操作がやりやすくなる。

ダブルラッセルメッシュという構造でサラッとしているがパッと乗り込んだ時腰のあたりがぴったりフィットしたのは驚きだった。

座面とシートバックはファスナーで分割できる作り。洗濯できる構造だから分割で洗うこともできちゃったりするのは嬉しい。

ヘッドレストは二重になっていて、衝撃吸収とシートバックの頭の位置が安定しやすい。この部分は取り外し不可。

洗える、手洗い、日陰干し、絞りダメ。



気がついたら疲れていないという意味が1000キロほど走って分かった。サンバー特有の突き上げ感のトゲが解消されたからだ。


提供元:オートメカニック


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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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