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故障・修理
更新日:2020.01.29 / 掲載日:2020.01.29

帰ってきた! ポンコツジムニーハコ替え計画 【1】

JA22Wのワゴンボディを、JA71Cのオープンボディに載せ替える「ハコ替え計画」。前回はフロントまわりをごっそり取り外し、露わになったバルクヘッドの状態。今回はその腐ったバルクヘッドを修理します。


2代目ジムニーの四角いボディが採用されている最後のモデルであるJA22W。ジムニーシリーズで初めてコイルスプリングが採用された。2代目のジムニーシリーズの中では乗り心地がいい。

バルクヘッドは錆だけでなく歪みも発生していることが発覚

 JA22Wのシャシーに載せるため、JA71Cのボディをシャシーから下ろして修理を行っている。これまでに右前のフロア、左右のクォーターパネル、左右のリヤインナーフェンダーを新品に交換してダメージの大きかった部分は大方修理が完了した。フロントまわりはごっそりJA22Wのものと交換するため、JA71C側のフロントまわりを取り外した。そこで発見したのがクォーターパネルの状態の悪さだった。まぁ、バラし始めた時からバッテリー搭載部分の下が錆で穴が開いているのは知っていたのだが、エンジンルーム側から確認してみるとその状態は思ったより酷かった。しかも、錆びた部分周囲にはクラッチ&ブレーキペダルのブラケットがあり、カットして修正するとなるとこのブラケットも作らなくてはならない。しかも錆は広範囲に広がっており、かなりの範囲を作り直さなければならないが、バルクヘッドのパネルはフラットではなく、凸凹と複雑な形状になっているので、これを1枚のパネルから作り出すのはちょっと無理っぽい。そこで、新品のバルクヘッドパネルを購入し、錆が酷い部分だけを切り取って継ぎはぎすることにした。しかし、バルクヘッドをよ~く観察すると、左下にも錆はあるし、センター部分が歪んでいるのを発見。切り貼りをするより全部交換してしまったほうがいいだろうということで、バルクヘッドの全交換が決定。バルクヘッドの純正パネルを注文した。

左右のフロントフェンンダーとフロントグリルまわりが一体化した通称「コの字」を取り外して、露わになったバルクヘッド。右側(写真では向かって左)のバッテリートレー付近の錆は酷く、大きな穴が開いているのが分

この錆穴の裏側にはクラッチ&ブレーキベダルが取り付けられているので、しっかり強度を保った修理を行う必要がある。パッチを当てて補修するのは困難。

ヒーターホースが通る穴が曲がっている。よく見るとパネルが歪んでいるようだ。修理作業中に歪んだのか、それとも、事故でバルクヘッドに力が加わったのか。

これから取り外すパネルに貼り付けられているコーションラベルを剥がしたのだが、よく考えたらこれJA71Cだからこのラベルは使わないんだった。

取り外すのを忘れていたヒーターバルブを取り外しておく。おそらくJA22W側のパーツを使うので、取り外しても再使用しない可能性が高い。が、念のため。

スポット溶接部分が露わになるように、何重にも塗り重ねられた塗装をブラシのツールで落としていく。

丸いスポット溶接部分が分かるだろうか。

右下側はフロアパネルを交換した時にガッチリと溶接してコーキングしてしまったので、回転式のブラシでゴリゴリとコーキングを剥がしておく。

スポット溶接部分をスポットカッターと呼ばれる先端がフラットなドリルで削り取っていく。気をぬくと穴を開けてしまうので注意。

スポット溶接部分をカットしたら、パネルの隙間にタガネを突っ込んで、スポット溶接を剥がしていく。ようやくこの作業にも慣れてきたww。

再使用するボディ側のパネルを傷つけないように作業していく。

タガネの背を叩いてバルクヘッドのエッジを内側に曲げるようにしてスポット部分を剥がしていく。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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