コーティング・クリーニング
更新日:2020.06.26 / 掲載日:2020.06.26

コロナウイルスに負けない! 洗浄除染DIY PART1-1 シートを取り外す

エアコンが活躍するこれからの季節。車内は必然的に密室空間となる。外気導入であったとしても、窓を開けての走りに比べれば空気の入れ替わりは少ない。安心して乗れるよう、車内をキッチリ洗浄、キレイにしておきたい。

安心して移動できるよう  ゼロリセット!

コロナ騒ぎによる外出自粛で不要不急の外出は控えるとはいえ、仕事等でどうしても外出しなければならないこともある。その際、3密の空間となる公共交通機関による移動は誰しも不安。先方にクルマによる移動を指定されることもあり、愛車の利用が増えていると思われる。しかし、愛車の中とはいえ安心は禁物。エアコン使用時、窓を閉じた車内は密室空間となる。それゆえ、万が一にも汚染されていた場合、新たなクラスターの発生場所ともなりかねないかも。より安心して移動できるよう、隅々まで徹底的に洗浄することでゼロリセットしておきたい。

シートを取り外す

フロントシートを取り外すだけでも車内清掃の作業性は格段に向上する。クルマのシートは意外と簡単に取り外すことができ、シートを外した車内は驚くほど広々! 普段、手が入らないがために放置していたシート下や周囲の狭い隙間面も楽々と、容易に清掃できる。 後席のシートは車種によって難易度が高くなるものの、フロントシートは基本的に4本のボルトを外すだけ。車内を徹底的にクリーニングするならすべてのシートを取り外すのが理想だが、前席(フロントシート)を取り外すだけでも作業性は格段に向上する。 使用頻度の高いフロントシートを車外に取り出してしまえば隅々まで容易にアクセスすることができ、キッチリ洗浄・除菌することが可能となる。隅々まで徹底的にクリーニングしたいと思ったなら、シートの脱着にチャレンジしたい。

車載されている荷物をすべて取り出す

作業場所の端にダンボールを敷いて荷物置き場を確保。

ラゲッジに積み込まれている荷物をすべて車外に取り出し、保管する。

ドアやシートバックのポケットに押し込まれている荷物も取り出して空にする。

シートを目一杯後方にズラす

スライドバーを引き上げて前後ロックを解除し、フロントシートを最後方に移動する。

左右シートレールの前方端のフロアへの固定ポイント(丸囲み位置、樹脂カバーの裏にボルトがある)が目視できる状態となる。

レール前方の固定ボルトを取り外す

樹脂カバーの上端の隙間に内装はがしを押し込み、こじり上げて嵌合を解除。

シートレール端から引き抜く。

左レールのカバーも同様に取り外すことで、左右シートレール前端を固定しているボルトにアクセスすることができる。

ボルトサイズは一般にM10で、頭のサイズは14mm。左右共、右回しに緩めて取り外す。

前方にズラし、後方の固定ボルトを外す

フロントシートを最前方に移動する。

これで左右のシートレール後端が姿を現す。

樹脂カバーの上端隙間に内装はがしを押し込んでこじり上げ、シートレール端から引き抜く。

むき出しになったシートレール後端の固定ボルトを取り外す。ハンドルを回せるスペースが限られるため、ソケットレンチの利用がベストだ。

右レール後端の固定ボルトを外して、フロントシートはフリーになる。

コネクターを切り離し、車外に取り出す

運転席側の裏面には制御配線が接続されているため、脱着時は切り離す必要がある。

シート裏を覗き込み、コネクター位置を確認。ロック爪を解除して切り離す。

シートバックを前方に倒し、座面がフロアと平行になるようまっすぐ持ち上げつつ車外に取り出す。

POINT 樹脂トレーを 利用して整頓!

取り外したボルト類は紛失を防ぐとともに、どこのボルトか一目で判定できるよう、部位ごとにまとめておく。このような用途に便利なのが100均の書類を収める樹脂トレー。利用した工具共々、まとめておける。オススメだ。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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