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故障・修理
更新日:2021.01.31 / 掲載日:2021.01.31

予防メンテのすすめ バッテリーチェックその1

Battery & Body 自分でできる予防メンテのすすめ

ダメージから愛車を守れ!バッテリーボディを集中ケア その1

Part1:バッテリーは暑さ寒さ、高負荷で傷めつけられている!?

化学反応が活発になる夏場は
「過放電」傾向になりやすい

 車載電源として利用されている鉛バッテリーはケースに組み込まれた+極板と-極板に電解液(バッテリー液)の「希硫酸」を化学的に作用させることで電気エネルギーを化学エネルギーとして蓄え(充電)、必要に応じて電気エネルギーとして取り出して(放電)いる。
 この「化学反応」、温度が上昇すると高まり、低下すると鈍ってくるため、外気温の高まる夏場には活発になるものの、状況によっては「過放電」傾向に。外気温の下がる冬場はエンジンの始動能力が低下する。つまり、バッテリーは夏場の猛暑に痛めつけられているわけで、冬に突入した場合、本来の性能を発揮できないことがままある。こまめに、コンディションをチェックしておきたい。

1 バッテリーの液量を確認する

ケース側面に表示された液面ラインから内部を透かし見てバッテリー液の上面がどの位置にあるか確認する。UPPERとLOWERの間に液面があればOK。LOWERを下回っていたら補充する。最近、多くなっているのが右側のように不透過の樹脂で内部の液量が見えなくなっているMF(メンテナンスフリー)バッテリー。この場合、液量チェックは基本的に不要だ。

2 インジケーターでコンディションチェック

MFバッテリーのケース上面には、コンディション確認用のインジケーターが設置されている。一般的なのはこのタイプで、液不足で液栓が外せるタイプ(開放型)なら補充しておく。近年、もしも液量が減少したときはバッテリー自体の寿命と考えるべきタイプが増えている。このタイプだったら液の補充は不要。「液不足=交換」が基本となる。

3 湿っていたら確実に拭き取る

ケース上面にはバッテリー液が漏れ出てくることがある。ジメジメしていたら要注意!端子間がショートして放電しやすくなるため、キッチリ拭き取っておく。ただし、使用したウエスには希硫酸が染みこんでいるため、ただちに水洗いすること。また、手に付着している可能性もあるので手洗いも忘れずに!

4 バッテリーターミナルが締まっているか確認!

スターター回転時、バッテリーケーブルには100Aを超える大電流が流れるため、ターミナルの取り付けが緩んでいるだけで回りが悪くなる(通電効率の低下)。ターミナルを左右にこじってグラ付きがないか確認。多少でも動くようならキッチリ増し締めする。

5 無負荷電圧&充電電圧を確認する

端子間電圧を測定する。無負荷で12.5V以上あれば良好。12Vを切るようなら補充電しておきたい。エンジンを始動してヘッドライト、エアコンONで2000rpmまで回し13ー14Vあるか確認する。もしも、12V台なら充電系の点検が必要だ。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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